20周年記念シンポジウム
中小企業診断士業界には、「女性診断士の会Ami」なるものがあり・・・。
その20周年記念シンポジウムに参加させていただいた。
まず、最初に女性診断士の会の20年の歴史??のふりかえりが。
ワタシが参加していたのは、診断士になって初期の方だったが、お話しを聞きながら懐かしくいろいろなことを思いだした。
第1部は、グーグルのマスミ・オオサキ・ラインダースさんの基調講演。
テーマは「女性力を活かす!グローバル水準の働き方に学ぶ」で、主に、「ダイバーシティ」の取り組みについてのお話しだった。「ダイバーシティ」って、言葉はよく聞くが、先進企業のグーグルを主な例とした、「実際のあり方・進め方」が聞けて、非常におもしろかった。
ステキな雰囲気のラインダースさんは2児の母。アメリカ人のご主人がとーってもいろいろ手伝ってくれるそうで。うやらましいったら!
第2部は、ベテランから若手5名の女性診断士によるパネルディスカッション。
結婚、出産、育児、介護その他、人生の小さな決断の数々をしなやかに乗り超えながら、仕事を続けている(独立開業している方もあり、企業に勤務している方もあり)様子がイキイキと語られていた。
立派な記念誌もいただいた。
でも、何よりもうれしかったのは、なかなか直接会う機会のない、懐かしい方々に会えたこと。10数年ぶりの方もいらしたり・・・。
「中小企業診断士」という資格の認知度の上昇にしたがって、女性の資格保有者も増え、ワタシが登録した平成7年にはおおよそ2%だった女性比率が、現在では5%まで増えている。←ワタシの印象としては、もっと増えたんだと思っていたけど。
少数派だった時代は、かわいがられて得をすることも多かったし、男性の先輩診断士が本当に丁寧にシゴトを教えてくれたということもあった。一方でお嬢さん扱いのような部分もあった。
診断士制度に関しては、まあいろいろ言いたいことはあるけれども(働き盛りの企業内診断士には無茶な更新制度を作ったことで、価値ある情報を持った幅広い分野で働く多くの資格保有者がこの世界を離れていったと、個人的に感じている)、個々の診断士の方々にはあらゆる分野で質の高いシゴトをしていってほしいと思う。
今は直接使うことがなくても、診断士として学んできたこと、経験したことを忘れずに、いつかまた・・・という思いも、もちろんワタシにはある。
(現勤務先でも、地域貢献関係の授業をするときには、診断士で経験したことが非常に役立っているなあ・・・)
大学関係の学会とはまた違う意味で、とっても刺激的で楽しい3時間だった!
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