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July 15, 2012

いじめという社会病理

大津市のいじめ問題は、隠ぺいされていた事実(?)が明るみになるたびに、ずどーんと重い、そして悲しい気持ちでいっぱいになる。

そんなときに、本棚の中で黄ばんでいるこの本をみつけた。

D120703

年季入りまくりのこの本。
大学時代の社会学部専門科目「社会病理学」by大橋薫先生の授業のテキストである。
証拠に、裏表紙に学生番号と名前の記入あり!
初版が1986年4月になっている。つまり、26年前の本であり、その後、日本の社会は大きく変わり発展している。インターネットなどない時代の本だ。

社会病理学で学んだ内容には、さまざまなものがあるが、当時でも、いじめ問題に結構な時間をさいていたと記憶している。
学校は変わり、教育内容が変わり、子どもも変わり、保護者や先生といった大人たちも変わり、また、それらをめぐる社会も大きく変わった26年。ネットいじめなどは当然、当時はなかったわけだ。
ただ、この本をざっと読み直してみると、社会は変わり技術は進展し、日本という国も発展したかもしれないが、「社会病理」というものの根本は、結局時間を経ても変わらないんだな・・と。

この本の第4章「学校問題の社会病理学」の最後は、こうしめくくられている。

・・・そうした指摘の背後には「いじめられる子にも原因がある」と言わんばかりである。いじめの問題は「いじめっ子」にあることを改めて確認しなければならない。

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