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February 26, 2012

文章を書くということ。

「文章を書くということ」について、あらためて感じたできごとがあった。

近隣に生息し、瀕死状態になってしまった野良猫さんを保護してくださった方がいる。お名前もお住まいも知らない方だが、野良猫さんが元いた場所に、「かわいがってくれた近所の人がいるだろう。突然いなくなって心配しているだろう。」と、保護の経緯と現状の様子などをメッセージとして残してくれた。

ワタシは、簡単なお礼のメモ等を返信としてそこに置き返したりしていたが、オットが「オレもお礼の手紙を書いて置く!」と言い出した。オットのシゴトは絵をかくことであり、事務職ではないので、自他ともに認める「文章を書く機会がない人」である。同じ年代のいわゆる事務系のサラリーマンの方にくらべたら、シゴト柄、文章を書く機会はきわめて少ない。それでも、保護してくださった方への感謝の思いと、厳しい自然の中で生きる生き物たち(猫だけに限らず)への思いを、ワードでA4・3枚強の手紙としてまとめてきた。
相当時間がかかったらしく(何時間もかかったそうだ)、また、自らの文章に感極まって書く手がとまることも何度もあったとか。ワタシも読ませてもらったが、確かに、少し意図が伝わりにくい構成のところもある。でも、思いは非常に伝わる、胸を打つ文章だと思った。

常日頃、文章を書くことに慣れている自分はどうなのか?
悪くいえば、適当に書くこと、すらすらと書くことができるがゆえに、薄っぺらな内容になっているのではないか?
相手に思いは伝わっていないのではないか?
いや、もしかしたら、「思い」自体そんなにないのではないか?

たとえ、形式を重視するビジネス文書だったとしても、「そもそも伝えたいこと」があるはずだ。それを考えることなく、カタチだけ整っていればいい、早くできればいいと思っているのではないか?

「文章を書くということ」はそもそも何の目的で行われることなのか、その根っこの部分には「相手に伝えたい思い」があるはずなのだ、という、忘れかけていたことに気づいたできごとだった。

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February 16, 2012

新しいテーマで

こちらで何度も書いてきた「学生による高齢者向けパソコン教室」。
諸般の(学校の)事情により、来年度から担当変更となった!
ある意味、今年度から変更になったら非常に困ることだったので、来年度からの変更でまあよかったとすべきか・・・。授業の枠組み自体大きく変わるので。

というわけで。
昨日の夕方、新しいテーマでお願いする先(地域の社会福祉法人様)にご挨拶に。
商店街の中にある作業所的な場所で打ち合わせを・・。

さて。どうなることやら。
研究の師匠によれば、「変化を前向き(ポジティブ)にとらえることで、汎用性が出る。研究にはよいことだ!」とのことですので~。
初年度は、学生ともどもワタクシも学ばせていただく姿勢で。

しかし。
昨夜は寒かった~。朝はあったかかったので油断した!駅のホームの寒いこと寒いこと。
しかし。
明日はもっと寒そうな場所に出張。体調を崩さないようにしないと~。

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February 06, 2012

ソトコト2012年3月号

ロハスとは無縁なワタシなのに・・・。
なぜか手にとり、本屋さんのレジまで。

ページをめくると、「社会貢献」「ボランティア」の世界は、ワタシが思っていた以上に幅広く、興味深く、「ちょっと休憩」のつもりで入ったドトールで熟読してしまった!

本気で考え、楽しみつつ、いろいろな活動をしている人が日本全国老若男女たくさんいるんだなあ・・・と。できることならば自分も参加してみたいと思うけれども、片手間でできるほど簡単なことではないし。今は、何らかの自分の得意分野を確立して、それが少しでも社会の役に立てるように、、、そんな準備期間なのかもね。

それにしても、自分がボランティア活動などに興味を持つような人間になるとは思ってもいなかった。でも、振り返ってみれば、関心などなかったようでいて、人生の中にいくつかの伏線はあったかもしれない。
たとえば、高校の家庭科の授業の中で行った「地域の高齢者の方(おそらく施設に入所されている方向けだったのではないかと記憶している)あてに手紙を書く」という活動。同じく、高校の隣にあった病院での入口案内ボランティア。
大学では、実際に行う機会はなかったものの、視覚障害の学生のための「ノートテイク」の講習の受講。などなど。

目的・目標・やりたいことに猪突猛進!でなくても、じっくりじわじわと行ったり来たりの歩みもいいよね。味わい深くて。・・・と自己肯定してみる。

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