「神様のカルテ」
ずいぶん前に買っておいたのに、積んでおいたままになっていたこの本。
櫻井翔君主演の映画の宣伝がバンバン流れていて、「あっ!」と思い出し、手にとった。
こういう話し・・・好きだな。
主人公の医師「一止」はちょっと変わりモノ。
地方都市の365日24時間営業(?)の病院で、救急対応や専門外の診療をするのも日常茶飯事の日々。
そんな彼に、母校の医局から誘いが。。。最先端医療を担う大学病院の医局に入れば、お休みも増えるし、愛する奥さま「ハルさん」と過ごす時間も増える。医師としてのキャリアも開けるかもしれない。
でも、一止は、「大学病院や大病院に”手遅れ”と見放された患者さんたちと、向き合う医者がいてもいいのではないか。」と考える。。
高齢の癌患者「安曇さん」と一止のやりとりの部分は、じわじわと心にしみわたってくる。
その部分に関しては、電車の中で読んではイケマセン。。。
この小説の終わり近く、一止が今後、医師として人間としてどう生きていくか、ふっきったようなセリフが心に残った。
まあいい。これが私の選んだ道というものだ。
人には向き不向きというものがある。
患者たちの笑顔を見ているのが楽しいと感じるのであるから、私にはこういう医療が向いているのであろう。
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Comments
私も読みました。「2」も読みました。
2の後半は、安曇さんの話より泣けました。
電車のなかでは読めません。
いつか自分が最期を迎えるときは、こんなお医者さんに看取ってほしいですね。
Posted by: miki_renge | August 30, 2011 09:25 PM
> miki_rengeさん
「2」もいいんですね~。読みたいなあ。
miki_rengeさんはもちろん、映画も観るんですよね?
一止役、櫻井翔君はハマっていると思います。
Posted by: lamb_labo | August 30, 2011 10:09 PM