出張講座へGo!
横浜方面の某県立高校へ、出張講座のためGo。。。
夏休みだというのに自主参加した生徒さん(男女半々)は、まじめで、マナーもよく、ワークシートもしっかり書く。質問もしっかりできるし、演習もきちんとする。普段の(本業の)授業よりもずーっとやりやすかったという事実。
そして、直接、今回の講座内容とは関係ないのだが、授業前に校長先生から聞いたお話しが非常に印象深かった。
その高校は、かつてはいわゆる「問題の多い」生徒が通う学校で、ご近所にも迷惑かけまくりだったそう。
それが、高校としては早い時期に、保育園で子どもと一緒に遊んだり、音楽交流会を行ったり、スポーツ教室を開いたりという地域交流をはじめてから、生徒がぐーんとよくなったとか。
校長先生によれば、「小さい子と交流することが、高校生にとってはどうなんだろう?と思っていました。でも、生徒にとっては、交流を通じた学びが非常に大きかったようで、とにかく意識が変わったんです」。
直接は関係ないかもしれないが、そんな取り組みをしてから、学校の難易度も向上し、今やそこそこの進学校になっている。
バリバリ勉強させれば、さらなる進学校になりそうだが、校長先生はそれにはちょっと迷いがあると言う。
「進学校にすれば、校長としては評価されるでしょうが、ここの生徒の、部活や地域交流に一生懸命打ち込んだり、おっとりしているというカラーがなくなってしまいそうで・・・」
確かに、進学重視で個性をなくしてきた高校も多いように思う。保護者や社会のニーズとして「進学校化」はあるんだろうけれど。偏差値や進学実績以外の「カラー」も高校には必要だと思う。
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