「老いに遊びを」
4月30日付日経新聞夕刊に、三浦朱門さん(85歳!)のインタビューが掲載されていた。
テーマというかタイトルは「老いに遊びを」。
老年の生き方として、ユーモアの効用を説き、笑われる老人になることを勧めている。
笑われることで若者との接点ができるんだ、とか、人間には物派と人派がある・・とか、非常に興味深い内容。
でも、インタビューの中で、ワタシが一番共感できたのは、「夫婦げんかは愛の交換」という項目だった。
生の感情を出すのが許されるのは配偶者であるが・・・。
「曽野(奥さまの曽野綾子さん)からよくボケたとかぼろくそ言われますが、愛情表現と思うから腹も立たない。配偶者が文句を言うのは期待の表れ。そんなに愛されているのかと思えばいい。でも何を言っても、それで相手が変わることはない。変わって自分と同じになったら、2人である必要はない。言い合うことが愛の交換なんです」
そうか!
40代のワタシは、「文句を言うのは期待の表れ」ということが分かる域くらいにはなったが、その先の「それで相手が変わることはない」までは分かっていなかった。だから、まだめちゃめちゃ腹が立つのか!
「変わらないこと」を楽しむ余裕が必要なんだな。
人生の大先輩の言葉は深い。
購読されている方はぜひご一読を!
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