卒業式・入学式
卒業式や入学式を延期もしくは中止する大学が多くなっている。
直接的な被災地ではない首都圏エリアに立地する学校であっても・・・だ。
本学(勤務校)も、(おそらく)トップ会談等を経ての決定だと思うが、卒業式・入学式ともに中止となった。その他、年度末から年度初めに目白押しだった各種行事なども、スケジュール変更を余儀なくされ、学内は若干いや・・・大きく混乱している。
卒業パーティ当日に地震にあった勤務校の卒業生は、華やかな卒業パーティもおごそかな卒業式も経験することなく社会に出ることになる。式典という区切りはなくなってしまったが、「自分なりに考えて」社会人としての第一歩を踏み出してくれればと思う。
卒業式が中止となった中で、メッセージを出したり、卒業生自身が動いたという点でとても印象的な学校が3つある。
一つは、立教新座高校。
Web上で、校長が卒業生に向けたメッセージを提示している。
http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8549/
男子校らしく、力強く、そしてキリスト教の精神をもとにした分かりやすいメッセージだ。
卒業生のほとんどが行くだろう「大学での学び」についても言及している。
二つ目は、わが母校。
学長の式辞は、建学の精神と教育理念を中心に、尊敬すべき大先輩を一人とり上げ、そしてその大先輩から学ぶべき姿勢を示す・・・というのがいつものパターンなのだが。
中止になった卒業式で学長が話すはずだった式辞が、Web上にアップされている。
http://www.meijigakuin.ac.jp/guide/president/speech/graduation_10spring.html
今回取り上げられている大先輩は、社会活動家の賀川豊彦さん。
今の日本の状況において、学ぶべきことが多い大先輩である。
ノーベル平和賞にノミネートされていたとは。。。
「人格と人格の接触をより多く」という言葉は重い。
三つ目は、恵泉女学園大学。
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY201103190236.html
一人の卒業生の発案で、Twitter上での「エア卒業式」を行った。
この記事をたまたま見て、ワタシも19日の部に急きょ参列させていただいた。
(参列=TwitterでTLを追う・・・の意)
学長の参列あり、卒業証書を画像でアップしての授与あり、讃美歌あり。
特に、学長の式辞と学生代表の答辞は本当にすばらしく、感動した。
Twitterができる方は、ハッシュタグ#k_graduation で検索すると、式次第が追えるのでぜひ。特に、すばらしかった答辞については、ぜひ多くの方に読んでほしい。
« 大震災 | Main | 桜はまだですか? »
Comments