「ベスト・キッド」
「ベスト・キッド」
【チェック】
弱々しい高校生が空手の老師匠と出会い、修行を通じて心身共に強く成長していく姿を描いた1985年公開の名作『ベスト・キッド』のリメイク。ウィル・スミスの実子で『幸せのちから』のジェイデン・スミスが本作では小学生の主人公に挑み、カンフーの達人をジャッキー・チェンが演じる。監督は、『ピンクパンサー2』のハラルド・ズワルト。オリジナル版の要素を継承しながらも、新たな師弟が紡ぎ出す感動ドラマに注目だ。【ストーリー】
母親の転職で、アメリカから北京に引っ越して来た11歳のドレ(ジェイデン・スミス)は、言葉や文化がまるで異なる環境の違いから、いじめに遭ってしまう。そんなある日、ドレはカンフーの達人であるハン(ジャッキー・チェン)に出会い、猛特訓を開始。抜群の精神力を秘めていたドレは、見違えるように強い少年へ成長していくのだが……。(シネマトゥデイより)
恒例の深夜のDVD鑑賞会。今回はリメイク版の「ベスト・キッド」。大昔にベスト・キッドの1は観た記憶がある・・・。
舞台はアメリカから中国へ。
習うのは空手からカンフーへ。
師匠は日系人から中国人へ。
核となる部分、メッセージは同じだが、カンフーの教えが随所にちりばめられていてなかなか教訓的。「人生のすべてがカンフーなんだ」とか・・・。
観ていて、ワタシが「あっ!」と思ったシーンは、師弟で山の方に修行に行くシーン。山の途中で蛇を操る女性がいて、ドレはすごく驚くのだけれど、ハンはその説明に「明鏡止水」を使うわけだ。高校の書道の先生がワタシに書いてくれたあの言葉、「明鏡止水」のことだよ!!と思わず一人で興奮してしまった。
ドレもハンも、家族を亡くしたという共通点があって、どこかさみしげなところがある。そのバックグラウンドもなんとなく日本人好みかなあ。
終わり方は想定通りなのだが、後味はとてもいい。
なんと140分あまりという長さだったのだが、その時間を感じさせないテンポの良さ。年明けのシゴトのペースに疲れた方にもオススメ。
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