アレック・ディクソン賞(ボランティア学習推進部門)
高知商業高校生徒会とともに、2010年度アレック・ディクソン賞を受賞したのは、広島県の「大野子どもクラブ」。「ビッグ・フィールド大野隊」の名のもと、地域の小中学生を中心に活発な活動をしている。
受賞理由は、「町の合併や教育政策の変化に柔軟に対応し、子ども主体の体験活動・ボランティア活動を地域ぐるみで推進する活動に敬意を表し」ということ。
現在の役員の中学生と小学生、一応卒隊(?)し、「見守り隊Jr」として活動する高校生が受賞式に参加していた。
受賞のスピーチでは、かわいらしい資料(出たー!模造紙!)を使ってプレゼン。
大学生のお兄さんお姉さんと一緒に語り合う分科会にもちょこっと参加していてかわいらしかった。
ちなみに、卒隊した高校生は「見守り隊Jr」で、地域の大人たちは「見守り隊」を結成しているとか。「見守り隊」の申し合わせ事項は、「子どもは失敗することも学びのうち。手出し口出し無用!とにかく見守り支え、そして、がんばったことを誉めてやる、時には本気で叱る」。(←いただいた活動紹介資料より)
高校生や大人たちの子どもへの関わり方に関する説明を聞くごとに、そんなに大きくない市の中で、地域と子どもたちとが縦につながっているということを実感する。
ただ、こういう、子どもと大人の関わり方って、一昔前までは、このように組織化しなくても、宣言しなくても、地域の中で普通に行われていたことなんじゃないかなあと感じた。
特に、都心部ではない廿日市市大野地域のようなタイプの地域であればなおさら。。。
でも、今や、都心部だとか地方都市だとか山間部だとか・・・といったことを問わず、何らかのしくみを作らないと、どんどん縦の関係が希薄になっていくのかな?
子どもたち(大野隊の場合は、小中学生)が自発的に動き出すしくみ・きっかけは作っておいてあげないと、主体的には動けないのだろうなあ。。とも思った次第。
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