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September 28, 2010

「MOMENT」

Moment

MOMENT
本田孝好著

【BOOKデータベースより】

死ぬ前にひとつ願いが叶うとしたら…。病院でバイトをする大学生の「僕」。ある末期患者の願いを叶えた事から、彼の元には患者たちの最後の願いが寄せられるようになる。恋心、家族への愛、死に対する恐怖、そして癒えることのない深い悲しみ。願いに込められた命の真実に彼の心は揺れ動く。ひとは人生の終わりに誰を想い、何を願うのか。そこにある小さいけれど確かな希望―。静かに胸を打つ物語。
「精神科ER」もそうだったが、人の生き死にが行き交う病院という場所にはさまざまなドラマがある。
この本は、あらすじにあるように、病院で清掃アルバイトをしている大学生が、患者さんの「最後の願い」を叶える話し。
夢をかなえるとはいえ、「ファンタジー」であったり、「美談」ではない。ファンタジックかつ涙涙なのかな???と、読む前に予想していたワタシは軽く裏切られた気分だった。
でも、よく考えれば、たとえ死を強烈に感じ、もがいている(表面上は平静をよそおっていたとしても)生身の人間の思いは、そんな生ぬるいものではない。ワタシが感じた「裏切られた」という思いは、むしろ納得感のあるものだ。たとえ、生の炎が弱弱しくなっていたとしても、まさに今生きている人間の願いの生々しさが、心に伝わってくるという意味で。
自分が患者さんの立場で、この「仕事人」に最後の願いをかけるとしたら。。。どんなことをお願いするかなあ?

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September 27, 2010

酷暑だった2010夏のマイブーム

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コレ。

しかも、ちゃんとお水で割って飲む昔ながらの。。。

夏といえど、室内ではホットな飲み物中心のワタシ。冷え性だし、室内はなんだかんだで冷房も効いているし。

ただ、今年の夏はそんなことも言っていられないほどの暑さ。
そこに、実家に中元として届いていたカルピス発見!!!

外で売っているカルピスウォーターとかではなく、瓶の中の濃縮液を水で割って飲むスタイルは・・・何年ぶりぐらいだろう?子どもの頃を思い出す。
昔よりも、濃いめに贅沢に作れるのは大人になった特権かな。

ここ数日で冬のような気候になってしまったけど、今度はホットカルピスかな~。

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September 25, 2010

「精神科ER 緊急救命室」

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精神科ER 緊急救命室
備瀬哲弘著

【BOOKデータベースより】

都知事の発案でより早く急患に対応すべく急遽開設された「東京ER」。その精神科は、日々、緊迫した空気に包まれている。パトカーや救急車でひっきりなしに運ばれてくる患者たち。父親から捨てられ自殺を図った兄妹。心のバランスを崩し、深夜の霊園で叫ぶサラリーマン。「愛が欲しい」と恋人の前で包丁を取り出す女性。極度の緊張の中、厳しい現実と格闘した現役精神科医が語る壮絶人間ドキュメント。

緊急救命室には、体の病気やけがに対応するところだけではなく、精神科のERもある。そんなことをはじめて知った。
確かに、発作的な症状ということで考えれば、救急を必要とする精神症状もあるだろうけれど、そのような対応をしているところがあるとは。。。

著者の備瀬氏は、府中病院でこの精神科ERを担当していた精神科医である。日々、さまざまな症状で救急搬送されてくる患者さんと真摯に向き合う彼の姿と思いにひきこまれる。
複雑な症状と事情で搬送されてくる患者さんをとりまく、家族・警察・他の診療科の先生・一次対応をする部門等とのかかわりやコミュニケーションの取り方に関しても、なるほど・・・と思うことが多かった。

患者さんの立場に立って読むと、自分自身も家族も、精神科ERのお世話になる可能性はゼロではないとなんとなく不安な気持ちにもなる。この本に書かれている患者さんのうちのいくつかのケースは、突発的に緊急を要する症状が起こったり、その症状が起きた原因もよく分からなかったり(つまり、原因を取り除く方法が、自分も家族も分からないということ)しているのだから・・・。
自分がそして家族が、もしもそんな状況になったとき、少しでも不安を取り除くような対応を考え、実践している先生方に感心しきりだった。(そうじゃないお医者さんもいるからねえ)

備瀬氏が医学生時代、専門科を決めようか・・・というときに、先輩に、「なんにも知らないし、なんにもできない精神科」と言われたという記述がある。その後、臨床実習などの紆余曲折を経て、精神科の医師となるわけだが、失礼ながら、その選択に、なんとなくワタシと同じ香りを感じて思わず笑ってしまった。

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September 20, 2010

とある場所に行ってきた。

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ありとあらゆるところに出没しているヤツ(笑)。
必勝祈願絵馬まであった!

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会社員時代から、この地のおみやげといえば、「カエルまんじゅう」一押し!

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真の目的はコレ。

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September 19, 2010

秋祭り

ごくごく近隣の神社の秋祭り。
今年は「陰」にあたる年なので、神輿は出ず、山車のみ。

昨日の昼に神社を出て、某T○S社屋前の広場に納められ・・・。

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今日の夕方に神社に戻ってきた。

(わが家のごく近くの坂を上って神社の境内へ・・・)

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山車の前にいる人たち。
山車が坂を上るのを待つ。

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目の前で見ると、結構な迫力!

2時にT○S社屋前を出発し、5時に神社着・・・ということは、相当ゆっくり押して歩んで、長時間練り歩いてきたということ。(ささっと歩けば、10分もかからない距離)

でも、参加していた多くのお子さまたちは、いい思い出ができたかな?
都会だけど、彼ら彼女らにとっては(もちろん、ワタシにとっても)このまちは「ふるさと」。
大きくなって、祭りに参加できなくなっても、この日のことを忘れないでほしいな。

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September 18, 2010

ちう姉負傷騒動

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こんな目になってしまった!
発覚は先週のこと。

日に日にひどくなり、腫れてきたので、病院へ。。。

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「病院キライ!動悸Max!」

ええ・・ビビりまくり。
そして、目薬をさそうとした看護師さんを流血させるとか(困)。

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「カラーも嫌い。うっとおしいし」

まあまあ、ちょっと我慢してよ。
カラーしないと、目をいじっちゃうでしょ。
それに、先生が「ちうさんは女の子だからピンクがいいかな♪」って選んでくれたカラーなんだから。

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「言っておくが、アタシ、不機嫌だから!」

ううむ。
そして、明日はまた病院へ。。。
様子を見てもらって、問題なければカラーが外れるかな~。

ちなみに、自宅で目薬をさすときは2人がかり&若干命がけ。

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September 16, 2010

はじまった・・

後学期スタート!

パソコン教室準備やら、
就職活動支援やら、
インターンシップ準備やら、
とある問題を抱えた学生との面談やら。。。

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September 08, 2010

「アスリートの本棚」

酷暑が延々続くと思ったら豪雨。。。
本当に日本・・・というか地球はどうなってしまっているのだろう???

雨で少し涼しいとはいえ、蒸し暑い中、インターンシップ受入先企業を訪問。
今年度はじめて受け入れていただくところなのでごあいさつに(ワタシは単なる同行だったけれども)。お話しさせていただいた方は、本当に、その企業が作っている商品を愛していらっしゃるのだなあということが分かり、感動する。
今日訪問した企業の方のように、ワタシも自分のシゴトを語れる日が来るのだろうか???それは一体何年後だろうか?ということを考えると少し切なく(?)なる。

その後、Kinko'sに立ち寄り、出力作業を10分足らず。
自宅に戻ってテキスト原稿の作成(締切ギリギリだし~)。いったん出力して校正してからメールした本当によかった~。昨日の深夜に書いた部分はやっぱりグダグダで通し番号なんかもずれていた!シゴトは早めに片すべし!余裕を持つべし!

電車タイム用に購入した雑誌「Number」。
おととい電車の吊り広告で発見し、特集がとっても魅力的だったので。

Number

表紙は、サッカー日本代表ゲームキャプテンをつとめた長谷部さん。
実は読書家らしい。個人的には、グラビアにあった自宅リビングの、作りつけと思われる立派な本棚がうらやましかった~。

本橋まりりん(カーリング)が、東テレ大橋アナと30分1万円勝負で本屋でお買いものをしたり、親や恩師がアスリートに読ませた本の紹介とか、高校球児たちの読書テーマという特集があったり・・・。その他、アスリートが好きな東野圭吾の本とか。。。

でも、やはり「言葉」系の本を推しているアスリートが多かったかな?
アスリート=頭まで筋肉?というイメージは払しょくされ、なかなか読みごたえがあった。

あるアスリートがいうには、
「読書というのは、僕が経験できない一般社会で何が起こっているか知るための窓口なんです」。これは、アスリートだけにいえることではないはず。

若いうちは、読書量をこなすことも大切だと思う。
でも、この歳になると、「多読でなくてもいいから、自分が欲する本を吟味して選び、読んでいきたい」かな。

なかなかおもしろい特集だった。
オススメ。

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September 03, 2010

「阪急電車」

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阪急電車」有川浩

【出版社のHPより】
恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語。大ベストセ ラー『図書館戦争』シリーズの著者による傑作の連作集。

阪急今津線を舞台とした物語。
宝塚駅からスタートし、西宮北口駅へ。そして折り返して宝塚駅まで。
ワタシはこの沿線にはまったく縁がないのだが、もし、乗ったことがあったり、馴染みのあるエリアだったら、いっそうわくわくして読み進めることができたと思う。

もちろん、この沿線を知らない読者でも十分に楽しめる。
基本駅には、「胸キュンキュン」・・・時に「胸ズキズキ」のストーリーだ。
出版社による紹介文の通り「連作」であるが、ふつうの連作よりも分かりやすい。電車(とその沿線)を舞台にしているため、「往路」と「復路」が明確であることがその理由ではないかと思う。登場人物がどこの駅を主に使っている人で、どうつながっているのかが、まさに「線」として描かれているのだ。

やっぱり電車はおもしろい。
いろんな人生が交錯し、乗ったり降りたり乗り替えたり・・・。
電車内での人間観察はワタシの趣味だが、この本をきっかけに、今まで以上に車内の様子をガン見するようになってしまいそう・・・。そして、一人っ子女子気質が炸裂し、妄想してニヤニヤとかしちゃいそう。
「他人をじろじろ見んな!」とオットに注意されるだろう。。(←よくあること)

ほっこりした気分になりたいときにオススメ。
妄想癖のある方は、身近な(もしくは思い出の)沿線で、自分だけのストーリーを作ってみるといいんじゃないかな~。

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