今年の中小企業診断士一次試験は、7日と8日に行われたとか。
受験生の皆さん、力は発揮できたでしょうか?
ワタシが受験した頃は、冷房なし!一次試験もマークシートではなく筆記!3部門からの選択!という、今の受験制度とはまた異なる状況ではあったけれども。
でも、おそらく、受験のあの緊張感は今も昔も変わらずだと思う。今年受験された方々は、今頃、ほっとしたり脱力したり・・・という感じなのかなあ。まずは少し休息を!
久々の「むかしばなし」カテゴリ。
へんてこできそこないOLだったワタシが、なぜマネジメントの資格を目指したのか・・・この受験シーズンだからこそふりかえってみようと思う。
とはいえ、資格の雑誌によくあるような動機・きっかけはワタシにはない。
たまたま、会社で配布される自己啓発オススメパンフに目を通したこと、その中に中小企業診断士があったこと、それだけがきっかけだ。
そのパンフには、TOEICやら税理士やらその他あらゆる資格(国家資格に限らず)がのっていた。暇ではないが、お料理やお花などのオケイコの延長線上というノリで、同僚とあれやこれや言いながら、そのパンフをパラパラめくっていた。会議室でお昼を食べながら。
その当時、ワタシの立場は「出向」となっていた。それまで行っていたシゴトとなんら変わりはないのだけれど、所属していた情報システム部門が分社化し、別会社(グループ会社)となったから・・・。
このまま情報システム部門のプロを目指すか、あるいはいずれあるだろう異動で本社(親会社?)に戻り、営業かもしれないしスタッフかもしれないし・・・ともかく違うシゴトにつくのか。いつかは決断するときが来るだろうと少し思いだしてきた時期だった。素人あがりで情報システム部門のプロもちょっと難しいよな・・という思いもあり、いまさら営業もきつそう・・・とか、多少は葛藤していた時期。同僚や先輩の中には、昔からの夢の職業(小学校の先生だったり、通訳だったり、女優だったり)に転身した人もいて、自分自身に少し迷いがあった。
で、とりあえず「資格でも取っておいた方がよかったりして?」という軽いノリで。
おもしろそうだったら、別に料理でも、英語でも、なんでもよかったのだが、「国家資格の方がつぶしがきくか?」という浅はかな考えのもとに、探してみると。。。
「税理士」「社会保険労務士」「公認会計士」「中小企業診断士」などがあった。
「公認会計士」は、会社を辞めて勉強に専念する人が多く、それでもかなり難しいと。。。で、断念。
「税理士」は一つ一つの科目をコツコツと合格していけばよいという点で、社会人向けだと思ったが、「コツコツ」でちょっと性格に合わないかもと思い、結構合格までに年数がかかるということで断念。
「社会保険労務士」「中小企業診断士」で非常に迷う。
で、家族やら、友人知人やらに尋ねてみると、「女性ならば社会保険士だろう」「独占業務がある社会保険労務士の方が将来性があるのでは?」という意見が圧倒的!
というわけで。
「中小企業診断士」の講座を受けることに!
ひねくれ者のワタシは、みんなに「社労士の方が・・・」と言われて、それを受験するのはあまりにもつまらないかな~と思っていた。
それに、パンフにあった中小企業診断士の科目の内容がとってもおもしろそうだったこと。ネックといわれている学習範囲の広さが、むしろ飽きっぽいワタシには魅力的だったこと。女性の有資格者の極端な少なさが、むしろ強みになるのでは?と考えたこと。
さらに、ワタシのひねくれものっぷりは、当時の中小企業診断士にあった「部門の選択」においても炸裂する。
今の中小企業診断士には「部門」の概念はなく、すべての受験生が同じ科目を受験するが、当時は3つの部門を受験申し込み時に選択するしくみになっていた。「鉱工業部門」「商業部門」そして「情報部門」。
そのときのワタシのシゴトの内容から考えれば、「情報部門」を選択することがノーマルな考え方。「今のシゴト」に直結するという意味で。
しかし、ワタシが選んだのは「商業部門」。マーケティング、販売管理、仕入れ管理、物流、店舗施設、商業施設・・・などとのかかわりは、シゴト上はなーんにもないクセに!だ。選択の理由は「おもしろそうだったから」。「情報のシゴトもそんなに得意じゃないしな~」「今のシゴトでえらくなろうと思っているわけではないし~」「受かるか受からないかも分からないんだったら勉強がおもしろそうな部門の方がいいな~」「商店街とか百貨店とか行くの好きだし」。ハイ。それだけの理由で。
で、まずは手始めに、会社のパンフに載っていたT社の「速習コース」なるものに通学することにしてみた。
ちなみに、受講のきっかけが上記のような感じなので、資格試験自体の「難易度」は追って知ることになる・・・一次20%×二次20%=4%とか・・・本気で理解したときには驚きのあまり、ぶっとんだな~。普通は、受験を考える段階で、理解するのだろうけど(笑)。
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