「脇役力<ワキヂカラ>」
「脇役力<ワキヂカラ> ~生き残るための環境づくり」
田口壮著
【出版社による内容紹介より】
「ぼくの失敗を踏み台にしてください」――田口壮
結果が出ているのにマイナー落ち。調子がいいのに使ってもらえない。そんな残酷な経験を通して田口壮が行き着いた逆転の発想。「脇を締めて歯をくいしばり、ときには己を捨て、何よりもチームの勝利をめざす、曖昧だけれど重要な力」。
自分は主役ではない。でも「使いやすい」選手になれれば、欠かせない戦力として信頼は得られる。
絶望を前にしても「まぁ、しゃあない」のひと言で、不満や悔しさに押しつぶされた心がすうっと軽くなる。メジャーリーガーとして八年間、苦悩したからこそ語れるプロの生き方、気持ちのキリカエ方。
amazonからのオススメメールにあった本。おもしろそうなので読んでみた。
誰もが主役になりたいと思うだろう、プロのスポーツ選手と、この内容紹介とのギャップに、まず関心を持った。そして、スポーツでも、シゴトでも、基本はチームプレイ。その中で自分自身をどうとらえ、自分の役割をどう考え、動くのか。。。就職活動中の学生や、入社2~3年くらいまでの若者にも読んでもらいたいかも。
ちなみに田口さんは、ワタシとほぼ同年代。
きっと、若い頃の彼は、この本に書いたようなことに気づいておらず、くやしい思いや回り道をたくさんしてきたのだろう。そして、才能があるゆえに天狗になったこともあるだろう。そして今だからこそ、多くの経験(メジャーやマイナーでの経験)を経て、「脇役力」が分かったのではないかと思う。「まあしゃあない」の生き方も。
同年代だからこそ、なんか分かるなあ。。。
田口さんには、将来よき指導者になってもらいたいとつくづく感じた。
読み始める前の期待値よりも、ずーっとよかった。オススメ。
Comments
わきやくりょく・・ではなくワキヂカラと読むのね。
おりがみの仕事ってまさにそれだわ。
Posted by: おりがみ | April 23, 2010 12:31 PM
>おりがみさん
>ワキヂカラ
著者による造語らしいです・・。
田口さんはHPなどに書いている文章もなかなかのものです(本人が書いていると思われ・・・)。
>おりがみの仕事ってまさにそれだわ。
ワタクシの仕事もでございます。
おたがい、「まあ、しゃあない」の精神でいきましょう。
Posted by: lamb_labo | April 23, 2010 04:04 PM