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February 04, 2010

長い長い新入社員研修

ワタシたちが就職活動(ちなみにその頃は「しゅうかつ」という言葉はない)をした時代は、今とは比べ物にならないくらい楽で、内定をバンバン取れた時代・・・といわれている。
でも、それは総体的に見れば・・・という話しで、内定を5つも6つも取る人もいれば、なかなか内定そのものを取ることができず、苦労する人もいた。たとえば、女性。たとえば自宅外通勤の人。。。それは今とあまり変わらないような気がする。
でも、採用数は圧倒的に多かったことは事実。やっぱり、「少し先の日本への期待感」が高かったのだろうと思う。

ワタシの時代のリクルートスーツは「紺」。というか、いつから黒になったのだろう?
髪型とかはあまりうるさく言われなかったような気がする。・・・というか、学校でそんなに指導とかはないわけで。「就職ジャーナル」などを見ながら友達と相談・・という感じだったかな?

「記念受験」というのもあった。落ちるのを承知で憧れの企業を受けること。
たとえば・・・大手商社とか。大手広告代理店とか。テレビ局とか。新聞社とか。

まあ、そんなこんなでいろいろ受けたものの、入社を決めたのは、受験した中で唯一の金融サービス業界のA社。成績もアレだし、決して面接がうまくいったとも思えなかったが、大量採用に助けられ内定をいただいた。
ちなみに、第一希望業界はマスコミ。出版社、レコード版社、広告会社など。もうこれだけ見ても「しょうもない何も考えていない大学生」ぶりが見えてくるという感じだ。

金融ということは、入社してからもいろいろな試験もあるし、内容も難しいし。
入社前に日商簿記3級取得が必須だったし(通信教育のテキストが送られてきた)。
ほかに若干内定もいただいていたが、決め手は「社風」だった。女性を活用していることを大アピールしているということもあったが、全体的に自由闊達な感じで、面接等において差別的な発言もなかったし(結婚したら辞める前提で・・・とはっきり言う会社もあった)。
一言でまとめると「(動物的)直観」で入社を決めたということだ。

4月1日をむかえ、その後は新入社員研修に入る。
神奈川県の住宅街の研修センター(すんごい立派だった)に、総合職(数百人)が全員集められ、約1カ月の集合研修。3人の相部屋。ワタシは、関東からきた子1人と、大阪からきた子(研修後は大阪勤務となる)1人の3人部屋だった。救いは、同じ部屋の子たちと気があったこと。
大きな声ではいえないが、「明日までに」と出された課題を「まあ、いいよね」と同調してやらなかったり。どちらかというと、あまりまじめではない人が集まった部屋というわけだ。他の部屋には、もちろん、まじめに課題をやっていた人もいた~。
同室だった3人の中で、大阪からきた子(Mちゃん)は、その後も長く付き合うことになる。たまたま、ワタシが彼女の配属先の取引先のシステムを担当することになり、大阪と東京をお互いにシゴトで行き来することになる。これは本当に心強かった。大阪の部門の情報も彼女から収集することができたし。
彼女の結婚式にまで出させていただいた仲である。

というわけで、まじめに取り組んでいなかった集合研修だった(特に眠かったのは、経理の話しと金利の話し・・・業界的に核となる話題なのだけどね・・)が、思い出に残っているテーマ(新入社員研修のカリキュラム)が2つあった。
一つは、不動産鑑定部門の紹介というカリキュラム。
女性社員で、不動産鑑定士の資格を保有している人がいらして、資格の話しやシゴトの話しをしてくれた。すごく印象に残っている。このテーマがあまりにも印象に残っていて、配属希望ヒアリングのときに、ついつい「スタッフ部門で専門的なシゴト・・・」なんて口走ってしまったことがその後の会社員人生を決定づけたような気もする。
それに「資格」。
人生で、はじめて、「国家資格を持つことで、会社での生き方を明確にしたロールモデル」を見せていただいたわけだ。

そして、もう一つ印象に残っているカリキュラムが、「営業同行研修」。本業の営業部門に1日、不動産営業部門に1日預けられ、先輩営業担当者と一緒について回るのだ。この不動産営業部門での営業同行はかなりインパクトがあった。
担保物件の土地を、人に見つからないように写真を撮ったり。不動産契約の現場にも立ち会わせていただいたが、取引先相手が、まさに「ナニワ金融道」に出てくるようなキャラそのもの!
ダブルのスーツ(もちろんストライプ)にダイヤ入りゴールドロレックス、首元にはゴールドネックレス・・・という(笑)。そして、机の上にドーンと置かれたジュラルミンケースの中には1億円。もちろん警備員さん立ち会いのもと。あれは今思い出してもインパクトのあるシーンだった。。。

新入社員研修で学んだ内容は、はっきりいってあまり覚えていないが、特に営業同行研修で「ああ・・・社会の現実って、働くって大変そうだ。でも、少しカメラをひいてみると、おもしろいことも発見できそうだ」ということは頭に残ったような気がする。

そして、運命の(?)配属発表へ・・・。

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Comments

懐かしいですねぇ。
就活なんて言葉もなかったし、ネットも携帯電話もない時代ですからねぇ。
そして、自宅外の女子大生というのは大変なハンディでもありました。今もそうなんですかね?
そしてリクルートスーツは黒なんですか?
・・・分からないことだらけです。

Posted by: miki_renge | February 05, 2010 at 10:37 PM

> miki_rengeさん
>ネットも携帯電話もない
そうですよね~。
確か、必須の就職活動グッズの中に「テレホンカード」がありました。
Webでエントリーなんてできませんから、リクルートとかから送ってくる大量のはがきを書いた思い出が・・・。
自宅外は事務職だとちょっと厳しいですかね。。。

>リクルートスーツ
いつの頃からわからないのですが、今は「黒」ですよ~。
黒いスーツは持っていて損はないと思いますが、就職活動中で集団で見るとちょっと重い感じです。紺の方がフレッシュなのに~。

Posted by: lamb_labo | February 05, 2010 at 11:19 PM

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