AERA 2010年1月18号
電車待ちの間にキオスクで購入した今週号の「AERA」。なかなか読みでタップリだった。
「幸せにすがらない 30、40代5人の男女が自分の幸せに出会うまで」
「大異変 人気企業ランキング」
「薬師丸ひろ子と豊川悦司がつづる夫婦の形」
「現代の肖像 中山美穂」
「小林麻央の聞いてしまおッ。 ゲスト 東京大学医科学研究所教授 河岡義裕」
あたり。。。
まず、「幸せにすがらない 30代、40代5人の男女が自分の幸せに出会うまで」は、なかなか深く重いお話し。シゴトやお金、結婚など、いわゆる一般的な「幸せを構成する要素」にすがらずに生きるということって??という。。。
読んでいくと、実は、アエラは、「勝間・香山の幸福論争」のしかけ人だということが分かった。そうか、そこから発展させた特集であり、勝間・香山関連の新刊本の宣伝的な位置づけもある記事なのだということを発見。なるほどね。。。
百子さんも書かれている「勝間・香山の幸福論争」。まあ、どっちでもいいといえばいいのだけれど、ワタシ自身の印象としては、「強い女」とされている勝間さんはかなり繊細でか弱い女性なのではないかと。だからこそ「走り続けなければ!」という思いが、脅迫観念のように彼女を駆り立てているのではないかな・・・と感じている。まあ、本当に個人的な考えなのだけれど。
小林麻央と東京大学医科学研究所教授 河岡義裕先生の対談も読みでがあった。
テーマは、先生が専門とする新型インフルエンザウィルスのことなのだが、これだけの専門家・権威なのに、なかなかいいキャラクター(笑)。
小林麻央をして「なんとなくが多くて驚きました」と言わせるほどの適当な進路選択。
先生曰く
「高校まではいとこの影響で工学系に行こうと思っていたが、物理ができなくて断念。じゃあ生物をということで、動物好きでもあるので獣医学部へ。就職する気にならなかったのでなんとなく微生物の研究をして、なんとなく大学院に行ったら、なんとなくこの職業に」
だそうだ。。。ここまで「なんとなく」もおもしろい。しかも、今やウィルスの権威なのに!
「僕は職業はなんでもいいと思っている」とも。
「たぶんどの分野でどういうことをやっても、おもしろいことはあると思うんです」と。研究室のボス(リーダー)としての立ち位置も明確。
「ボスの役割は世間話をすることです」「メンバーのほうを向いているということを分かってもらうために。それだけでいいんです」と。
今週号のAERA、盛りだくさんでオススメ。
Comments
そうかぁ仕掛け人はアエラか。さっそく明日読んでみよっと。
<勝間さんはかなり繊細でか弱い女性なのではないかと。>そうかもしれませんねぇ。走り続ける人は、そんな人が多いような気がします。繊細でか弱い自分を否定したい、さらけ出したくないというプライドがある人だから走り続けるのでしょうね。疲れるだろうなぁ。
Posted by: momoko | January 14, 2010 12:04 AM
>momokoさん
朝日新聞社の出版から出ているようですよ。
勝間さんには思春期のお子さんもいるようなのですが、お子さんにはお子さんの葛藤があるのかなあなんて思います。
Posted by: lamb_labo | January 14, 2010 07:49 PM
祖父母も父母も知らない未曾有の中高年期をわしらは経験してるんだと思います。
50代後半でバッタバッタと死んで行くかよぼよぼで100近くまで「生かされ続けるか」・・おいらどっちもイヤじゃぁ~と・・。
介護の現場にたつと
自分の10年後20年後をイメージするヒントがあります。
Posted by: おりがみ | January 15, 2010 10:14 AM
>おりがみさん
平均寿命は延びているものの・・・
その人が思う「本当の幸せ」をかみしめつつ長生きできているのはどれくらいなんだろうかと思います。
中高年のひきこもりも増えているとか。
今一瞬は幸せでも、表裏は一体です。
ああ・・・
Posted by: lamb_labo | January 15, 2010 01:17 PM