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November 10, 2009

「リフレクティブ・マネジャー 一流は常に内省する」

Rifurekuthibu











リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する
中原淳・金井壽宏著

【出版社HPより】

「マネジャーは大変だ」「マネジャーになんかなりたくない」そんな「上司拒否。」とでも呼ぶべき気分が、若手の間で広がっている。たしかに、マネジャーは組織の中であらゆる難題を一身に背負わさられており、疲弊気味だ。 
しかし、実はそんなマネジャーとその予備軍にこそ、「学び」と「成長」のチャンスが秘められている。
本書は、世代(50代、30代)と専門(経営学、教育学)の異なる気鋭の研究者の共同作業によって、あなたの仕事を「学びのきっかけに満ちた仕事」にするためのヒントを提供する。
経験をくぐり、対話をおこない、仕事を振り返るという内省(リフレクティブ)行為 によって、大人も成長し続けるのだ。

先日参加した「ワークプレイスラーニング2009」の前に読んでおこうと購入し(参加準備として、、一応)、読み始めていたものの、当日までに読了できず・・その後やっと読み終わった。

企業内で人材育成をご担当されている方や、企業研修をご担当されている方、教育学を学ぶ方に企業組織の観点での研究を行っている方・・・。
それぞれの立場で「こういうこと、あるある・・・」と思える論点を、理論も含めて整理している。
ワタシ自身、この本を読み進めながら、企業研修を行っていた頃に感じた「あんなことやこんなこと」が、理論的に整理されるとこういうことなのね???と何度もうなづくことがあった。
一方で、今までこのような研究分野はなかったのか・・・。という思いも。
教育学分野においても、経営学分野においても、やろうという人がいなかったわけだ。
研究ということにおいては、分野を越境するのはなかなか難しいらしく、「大人の学び」をテーマにしようと決意した中原先生も、ここまで大きな波に直面してきたとか。
研究・・・という世界は、その柔軟性のなさがイヤなんだよな~。(←これはあくまでも主観ですけど)

この本は、教育学の中原先生と経営学の金井先生、元々の研究分野も世代も異なる二人が往復書簡のようなかたちで対話を進めながら論点を深めていくという手法もおもしろい。

第1章、第2章あたりは、本のタイトルの通り、「マネジャー」というポジションにおける成長について、現状の課題と今後に関してが主たるテーマである。
その部分ももちろんいろいろ考えさせられたのだが、ワタシのオススメはその後の章。

第3章:働く大人の学び 導管から対話へ
第4章:企業は「学び」をどう支えるのか
第5章:企業「外」人材育成

それに、「あとがき」も実におもしろい。

どのような組織で働いていても、この本に書かれている「働く大人の学び」は共通のテーマなのではないかと思う。
だから、すべての働く大人にオススメ。

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