パソコン演習を行う授業のあるべき姿
たった今、ゼミの高齢者向けパソコン教室から職場に戻ってきたところ。
いちばん懸案だったグループの回だった「わりには」まあまあの満足度を得たようで。
しかし、サポートに入ったグループの準備があまりにも悪くイラつく。まあ、いつものことだけど。その場さえできればOKみたいな態度に最近キレがちなワタシなのである。
先日木曜日は、なんと!7限目(授業終了時間は21時40分くらい)に非常勤講師の先生の授業参観をさせていただいた(いわゆるFDちゅーやつですね)。
被参観者となっていただいた先生は、偶然にも、かつて企業研修等で何度もご一緒させていただいた方。
「7限」は、現在はワタシは担当していない社会人向けの夜間部の授業なので、履修者の年齢性別見た感じ(笑)、本当にさまざま。科目内容は、フォトショップエレメンツというソフトを使って画像の処理を行うというもの。
みなさん、年齢性別見た感じまちまちだとはいえ、基本的にオトナだし、自分で学費を出し、多くの人は仕事(正規・非正規にかかわらず)を持ち、時間を融通させて出席している方々。
授業の様子を見ると、まあ、スキル差の大きさはネックではあるが、クラスの雰囲気はわきあいあいとしていてよい感じ。
この授業を参観させていただいて勉強になったこと、つくづく感じたことは2つある。
ひとつめはクラスサイズのこと。
パソコン演習を行うクラスの適正サイズとは何人くらいなのだろう?今回参観させていただいたクラスは20名程度。「これでも多い」とその先生はおっしゃっていたが、ワタシが昼間持っているとある演習科目の履修者数・・・64名ですけども。。。すでに科目をとることを捨ててしまっていたりする学生もいたり、欠席者もいるが、それでも常時55人はいる。
パソコンの基礎を教える春の授業も50人だった。。。
個別の問いに答えていっても、進行が極端には遅れず、テンポもとぎれず、全員に目が行き届く・・・20名程度までが適正なんだなあとつくづく感じた。来週も続く、55人クラスのことを考えると、正直がっかりしてやる気がなくなった。
まあ、60人いようと100人いようとうまく進行させるのがプロだといわれればそれまでですけどね。
ふたつ目は、「教えあうこと」について。
パソコンの授業は得意な人もいればそうではない人もいる。大人だからなのか、自然に近くの人たちで教えあっている。「教えあうこと」を強制しているのではなく、自然発生的なもの。これもうらやましい点だった。どうすればそうなるのか?若い人には「教えあうこと」を強制的にトレーニングさせないと身につかないのか?それとも、社会生活の中で自然に培えるものなのか?
人は、強制ではなく、自然なかたちで人を支援できるのか・・・今、ちょうど読んでいる本の内容ともオーバーラップする。
いずれにしろ、今回は講師の方のテクニックという点ではなく(その点はベテランだし何の問題もない)、全体を見て感じるところ大だった。
でも、勉強になったと同時に、自ら授業を行うモチベーションがダウンしているのはなぜ?FDにおける授業参観の裏目的が「参観者のモチベーションをダウンさせること」とかだったら怖すぎる!?
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