リアルタイムドキュメンテーション
「ワークプレイスラーニング2009」のリアルタイムドキュメンテーション
(ふりかえり)がYoutubeにアップされた。
こんな感じだったのだ。
人生ではじめて「東大」に足を踏み入れた、、、
その目的は、
「ワークプレイスラーニング2009」。
東京大学の中原淳先生が中心となって企画されている組織と学習に関する産学協同シンポジウムである。
ワタシははじめて参加したのだが、すでに3年目(3回目)を迎えるそうで、なんと、今回は1200名もの方が申し込んだとか。
今回のカリキュラムはコチラ。
安田講堂はほぼ満席。
カリキュラムを見ると分かると思うが、このシンポジウムは進行が独特である。
趣旨説明・問題提起に立った中原先生曰く。
「よくあるシンポジウムは”聞く””聞く””聞く””帰る”。でも、ワークプレイスラーニングは”聞く””考える””対話する””気づく””講堂外で語る”というスタイルで」。
「大学はいまだ答えのない問題を、共に探究する場である。大学を会場として行うのだから、みなさんにも、知の探究者として参加することをお願いしたい」。
シンポジウムの間中、会場の参加者から、携帯メールで質問を受け付ける(ワタシもいくつかメールしてみた)。配布資料の中に、ちゃんと、質問用メールアドレスが入っているのだ!
まず一つの企業のケースについて、その企業の方にご講演いただき(30分)、次に4つの学問(経営学、心理学、社会学、教育学)の視点から大学で研究をしている(アカデミア)先生方のコメントが入る。
このコメントは、理論的バックボーンを中心に(知らない理論がたくさんだった!)企業の方にお話しいただいた実践の場とつなげていく。
そして、次に、会場内で「ペアディスカッション」。近くの席の人たちと名刺交換をして、あーだこーだディスカッションする。
その間、先生方およびスタッフの方々は、携帯メールで来た質問を集計している。
ペアディスカッションの次は、携帯メールで来た質問のうち、多かったテーマ等について、中原先生から講演していただいた企業の方々に対して質問。。。
このようなセッションが3つセットで続くのだ。
(ちなみに、午後のスタート時に、自発的に午前中の席と違うところに座るようアナウンスが入る。いろいろな人とペアディスカッションするために)
そして、最後に10分間「リフレクティブシアター」なるものがある。
これは、プログラムを見たときは「何ぞや?」だったのだが、簡単にいえば、マルチメディアを使った「ふりかえり」。
朝の入場風景から、午後3つ目のケースのセッションが終わるまで、「リアルタイムドキュメンテーション」という名のもと、会場内で3000枚もの写真、および動画をスタッフの方が撮っていたのだ。それを、ショートムービーのようにまとめ、最後にエンドロールをつけて、会場全体で「ふりかえる」。
講演者の方はもちろん、参加しているワタシたちがディスカッションしている顔の表情などもフラッシュバックのようにどんどんスクリーンに流される。
全体として、非常に知的好奇心をかきたてられるシンポジウムであり、自腹(4000円)で1日費やして参加してよかったと思う内容だった。
それにしても、「企業内人材育成」に「組織と学習の関係」。
かつて企業研修を多く実施していたワタシからすれば、10年くらい前にこういう研究分野があったなら、、、と思う。
そして会場にいらっしゃった方々。。
名刺を交換させていただいた方の中には、教育ベンダーの方も多かったが、企業の人事部やエンジニア系部門の方などもいらっしゃった。
中には、育児休暇中だけれどもどうしても参加したくて子どもを預けて来た方や、大阪から有給休暇をとって参加したという方も。。。
「1日費やして自腹で・・・」とか言っている自分の小ささを痛感した。
そう。それが本日一番のワタシの「リフレクション(自己反省)」。
先週参加した、いつものコンサルタント仲間の勉強会で、
ある勉強仲間が
「最近、こんな研修を売っている」
と、師匠に話していたキーワードが「ナラティブ」。
聞いたことがあるようなないような・・・で何かないかな?と書店をぶらぶらしていて、一番簡潔で分かりやすそうな本として見つけたのがコレ。
「「超」MBAの思考法」ハーバード・ビジネス・レビュー別冊
ちなみに、その勉強仲間は、元コンサルタント、その後心理学系?の学問で大学院博士課程(?)までいき、今は研究者でもありコンサルタントとして研修等も実施している。
ナラティブって何?と思って購入したものの・・・
結局、一番腑に落ちたの記事はそれとは直接関係のないものだった。
「一番腑に落ちた」・・・つまり、一番なるほどと思い、考えさせられた記事は、大阪大学総長鷲田清一氏が書かれている「受け身の作法」。
これは一読の価値があると思う。
対話において、つい忘れがちなのが、相手が話したいことをすべて語りきらせることである。それは、すべてを「聴く」ことであり、終わりまで「待つ」ことでもある。ところが、つい話の腰を折ったり、途中で反論してしまう。
論理的に考えたり、コミュニケーションしたりする能力よりも、まず「聞く力」と「待つ力」という受け身の作法を身につける必要がある。
聴く力とは待つ力。
最悪なのは、話しきるのを待たず、「あなたの言いたいことは要するにこういうことですか」と勝手にまとめること。
これは、一見、理解力があることを示したようで、実は相手の発言の横取りだと鷲田氏は指摘する。
そうやってまとめたりすることが、頭がいいと勘違いしている人って結構周りにいるのではないだろうか?
鷲田氏は、「待つという行為にホスピタリティの本質がある」とも。
ホスピタリティの基本は、自分がイニシアティブをとらないこと。ホスピタル、ホスピス、ホスト、ホステス・・・相手本位は待つことに通じる。
そうか。。。一見すばらしいサービスを受けているようでいて、なんだか心が通じ合えていないように思えるのは、サービス提供者がこれを分かっていないからかもしれない。
そして、現代はすべてにおいて前のめり。あちこちに「pro」がついているとも。
(プロジェクト、プロフィット、プログラム、プログレス・・)
むしろ、これが視野を狭くしているのではないか・と指摘している。
「機が熟す」ことが嫌われやすく、受身でいることが評価されない現代。
本当の意味の「待つ」、、、「期待しないで待っておこ」はよしとされない時代なわけだけれど。
記事の最後に、鷲田氏はリーダーの仕事について言及している。
「リーダーの仕事は、自分が動かなくても、イノベーションに向かってみんなが能動的に活動する場を作ること」。
時間はかかるが、それを待てないリーダーは短期的なインセンティブを用意するが、そんなことで簡単に人の意識は変わらないと。意識を変えるには、徹底的に懲りるような悔しい思い(経験?)をすることが大切で、それがメンバーそれぞれに起こり、本当の意味で機が熟した時がかわる時だという。
機が熟すのを待てる人こそ、本物のリーダーとも。
980円という価格を考えると、この記事を読むだけでも価値がある本。
オススメ。
先日、たまたま平日自宅にいた時に見ていた料理番組のレシピで。
パスタやおさかなのソテーなどに合うトマトソースを、ひき肉ではなくお手軽な「イワシの缶詰」を使って。
【材料】
・イワシの缶詰(醤油味ベースのもの)1缶
・ホールトマト缶 半缶
・たまねぎ小1個 薄切り
・梅干 1.5個を叩いておく
・オリーブオイル
・赤唐辛子
・にんにく1片 みじん切り(ワタシは簡単に「乾燥にんにくチップ」を使用)
【作り方】
・オリーブオイル+赤唐辛子(種を取って)+にんにくをいためる
・香りがたってきたら、たまねぎをいためる
・たまねぎがしんなりしてきたら、いわしの缶詰を汁ごと入れて身をほぐす
・種を取って叩いた梅干を投入
・いわしの身がほぐれてきたところで、トマト缶をつぶしながら入れ、煮込む
・味を見て塩コショウ
・・・とこんなに簡単!
作り置きもOKなので、週末に作っておき、今週ちびちび食べる予定。
ひき肉のトマトソースはもちろんいいのだけれど、ひき肉はなにせ足がはやいので早く調理しなければならない。。。
「明日使おう」と思って買っても、帰宅時間によっては疲れてしまって、使えないこともあるわけで。その点、いわしの缶詰だったら、安いし、買い置きできるし、本当に助かる。
味ももちろんイタリアの香り・・・。
ただし、臭み消しの梅干を忘れずに!
それから・・・
家にあったオリーブオイルが、エクストラバージンの香りの高いものだったのが、逆にイマイチだったかも。オリーブオイルの香りが勝ってしまうというか・・・。
安めの香りがあまりしないオリーブオイルで十分かも。
平日忙しいそこのあなた!あなたにオススメ。
所用のため、銀座有楽町方面へ・・・。
用事を済ませた後、少しふらふらとまちを歩く。
ユニクロ銀座店の激混みぶりにまず驚く。
店の前に観光バスがとまっているわ、各国の言語(英語、ハングル語、中国語・・その他)が飛び交っているわ。
さすがに、不況期でも絶好調にある企業だ。
そして、ビックカメラ有楽町店へ。
Windows7の販売状況はどうかな・・・と思い(別にワタシが販売状況をチェックする必要はないのだけれど)、階上のパソコン売り場へ。。。
ここもまた、想像を超えた人出。
おそらく、本気で購入にいたっている人はそんなにいないのだろうが、ワタシのような野次馬とおぼしき人がたくさん。みんな商品(パソコン)をチェック中。
Windows7搭載機に限らず、売り場のほとんどを低価格のネットブックが占めていた。
おそらく、来年入学の新1年生が使うOSはWindows7。
ソフトはOffice2007で今年と変わらないし、インタフェース的にはそんなに大差ないという説だが、やっぱり一応購入すべきなのだろうか???悩む。
でもビックカメラは楽しかった♪
長年にわたり謡いを習っている、横須賀に住む叔父からチケットを2枚いただいたので、珍しく休日休みだったオットと二人、神楽坂まで能を観にいく。
生で観る能、そして狂言ははじめての体験。
場所は、矢来能楽堂。
「観世九皐会 百周年記念特別公演」。
番組は、
・能「松風」
・狂言「禰宜山伏」
・能「邯鄲」
合間に仕舞などが入る。
なにせはじめての体験なので、ドキドキ。寝てしまったらどうしようと別の意味でもドキドキ。
矢来能楽堂の入り口はこんな感じ。
昔の日本民家という印象。
とてもよい席、しかも、お座敷に低いベンチみたいな椅子の席だった(ちなみに2列前はお座敷に座椅子)。
さすがに見所を理解して、ウンチクを述べることができる・・というレベルにはいたらなかったが(当たり前!)、想像よりも分かりやすくておもしろかった。
太鼓や笛、地謡も、盛り上がるところではスゴイな~ということは分かる。
能に狂言、違いもよく分からないし・・と思い調べてみたら、同じこと考えている人がいるようで。
ふむふむ。なるほどね。
最後の番組「邯鄲」は結構おもしろかった。
「邯鄲」の結論は、
「人生は所詮、一炊の夢」。
深いな。。。
少しチケット代は高いけれど、一度は観るとおもしろいと思う。
できれば番組を調べておいて、見所、盛り上がり所をチェックしてからがいいかな?
吉祥寺に住む、天才漫画家の小島麻子。今日も、アシスタントのナオミ、仲のいい三人組の加奈子、咲江、美智子と徹夜で締め切りに追われていた。
その翌日、いつものように麻子が愛猫のサバに話しかけると、サバは冷たく動かなくなっていた―。
サバを亡くした悲しみがあまりに大きく、麻子は漫画が描けなくなってしまう。そんなとき、出会ったのは一匹の小さなアメリカンショートヘアー。名前は「グーグー」。
一緒にご飯を食べて、散歩をして、寝るという、なんとも幸せな毎日。不思議な青年、青自との恋の予感、アシスタントたちと話す新作のアイディア、色々なことがうまく動き始める。
だがある日突然、麻子は思いがけないことを知らされる・・・。
マンガ家、作家、ミュージシャン、もしくはひとり暮らしの人が飼うのは「ねこ」というイメージだ。一方で、アスリート系は「いぬ」。大家族もいぬ系か。
いずれにしても、大切な家族。
主人公の麻子がサバを亡くした悲しみは・・・分かるような気がする。
麻子と麻子をめぐる楽しい人々に迎えられたグーグー。
もちろんセリフはないけれど、表情でさまざまなことを語っているようにみえる。
しかし。
小泉今日子=キョンキョンはすごいよ。ワタシよりも年上だぞ~。
あの髪型が似合うのもキョンキョンだからこそ。そして、演技だかなんだか分からないナチュラルさ加減もキョンキョンだからこそ。
グーグーが闊歩する井の頭公園を含め、伊勢やに佐藤のメンチ・・・吉祥寺の風景がふんだんに取り入れられているのもおもしろい。
オットが中野に住んでいるときにはよく出かけた吉祥寺。。。いいところなんだよね~。
久々に行ってみたくなった。
ねこ好き・ワタシと同世代のキョンキョンファンに特にオススメ。
現役医師・海堂尊の大ベストセラーを竹内結子と阿部寛の主演で映画化した、医療ミステリー『チーム・バチスタの栄光』の続編。ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)の異名を持つ切れ者の救命救急センター長にかけられた疑惑をめぐり、再び田口と白鳥が事件解明に挑む。事件の鍵を握る速水役には、話題の映画やドラマへの出演が相次ぐ堺雅人。前作に続き中村義洋が監督を務め、複雑な人間関係が絡み合うドラマを前作以上のスケールで描き出している。
チーム・バチスタ事件から1年後、院内の倫理委員会の委員長を務める田口(竹内結子)のもとに一通の告発文が届く。救命救急センター長の速水(堺雅人)と医療メーカーが癒着し、同センターの花房看護師長(羽田美智子)が共犯という内容。彼女が院内調査を開始した矢先、同様の告発文を受け取っていた厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)が再び現れる。
とってもおもしろかった「チーム・バチスタの栄光」の続編。
今回も竹内結子と阿部寛が強烈??と思いきや・・。
今回の主役はなんといっても堺雅人。なかなかいい味出している。
映画のつくりも凝っていて展開がおもしろい。
「ジェネラル・ルージュ」の意味、速水が常になめている「チュッパチャプス」の秘密も、後に明らかになる。
そして、エンターテイメントの中に、現代の医療問題が見え隠れする。
原作者が現役のお医者さんということもあり、「本当にこんなことありそう・・・大学病院って」と思わせるエピソードもたくさん出てくる。
舞台となっている救急救命センターは、人手不足に予算不足、それゆえに患者さんを受け入れできないことが多々あることが問題となっている。映画の中でもそのあたりはリアルだ。
出演者も豪華で楽しめる映画。オットはなんとワタシと一緒に観る前にすでにレンタルしてきており、おもしろくて何度も一人で繰り返し観たらしい・・・。先を越されたことに関しては結構むかつく。
まあそれはいいとして。
前作以上にオススメ。
昨日の話。
状況が分からず、一応10時頃に出勤。その頃は雨はもうあがっていたものの、突風はすごかった。
昼過ぎから快晴。
しかし、規定の時刻までに暴風警報が解除されなかったため、結局午後まで学校は休講となった。
うれしいような、悲しいような。
というのは、木曜日というのは必修授業のオンパレードで、しかも個々のカリキュラムに遊びがなくぎゅうぎゅうにつめた科目ばかり。
当初の予定を1回休むことになると、連動している科目とかいろいろなところに影響が出てしまうのだ。。。
例の懸案の高齢者向けパソコン教室もこれに該当する。
昨日は最終的なリハーサルを予定していただけにどうなることやら。。最低限の指示はリーダーにメールしたが、あとはほっとこ。アクシデントを乗り越える力も必要なのだ!
売店も非常に困っていたので(パンやお弁当が!!!売れ残り~)、教職員で声をかけあい売上に協力。商売って大変。需要予測はアクシデントにより外れることもあるよな。
あとは、やる気はあまりなかったが、学生のワークシートをチェックしたり。
飽きた頃に、BEATから届いたメルマガを読んだり(・・・今回の特集・・・K先生じゃないか!?ドキドキ。ちゃんと研究しないと・・・)。
交通が正常化するにしたがって、早々に引き上げる先生方を見送りつつ、ワタシは18時までは在席していなければならなかったのだ。
なぜならば、今春留年した学生が、前期で卒業に必要な単位を修得し、規定のGPAもクリアできたため、「前期修了者向けの学位授与式」が執り行われる予定だったため。
できの悪い子ほど何とやら???というわけで、学科長や事務方の管理職の方々と一緒にワタシもなぜか出席。
華々しい春の学位授与式とは違い、いつも会議をしている会議室にて、修了者3名(うち2名は夜間部の学生だが)に一人ひとり卒業証書を渡す。
春の学位授与式は、成績優秀者が総代として代表で学位を受け取ったりするが、昨日のこじんまりとした儀式もなかなかいいかもしれない。授与も「以下同文」ではないし。
「総代」よりも「単位足りなくて半期遅れで卒業」の方に親しみを感じるワタシ(学生時代の成績的を考慮するとそうなる・・・)。
正規の期間で卒業できず、周囲に少し迷惑をかけたことは反省しつつ、それでもいつかいい思い出となってほしい。
中退しなくてよかった。
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