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August 31, 2009

「下流大学に入ろう!」

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下流大学に入ろう!」山内太地著

【出版社のHPより】

 日本の大学は昔から偏差値による「格付け」がなされていて、そのピラミッドは非常に強固なものだった。東大以下、ランクが下がるにつれ、卒業生の人生の「格」も下がっていく仕組みだった。
 しかし、今、このピラミッドは誰の目から見ても崩壊している。東大に行ったエリートも、その将来は不安と不満で一杯だ。であるなら、あえて東大に行く必要がどこにあるのだろうか?
 考えてほしいのだが、かつて既存のシステムがもうダメだという危機の際、立ち上がったのは、既得権益のないエリート以外の人々だった。 それは織田信長や坂本龍馬を見れば一目瞭然だ。同じように、この混迷の時代、次世代のリーダーがエリート校から出るわけがない。
 もちろん、単なるバカが次世代のリーダーになれるわけがない。だが、たとえ今はバカであっても、大学で真摯に学べばバカはバカでなくなる。むしろ、常識にとらわれない下流大学の卒業生にこそ、勝てるチャンスはあるのだ。その可能性こそ、現代の日本の希望ではないかと思っている。

「教育ルネッサンス 大学の実力」のもうちょっとやわらかいバージョンの本。
著者の山内太地氏は、世界中の大学を見学してまわっている。そこから得た生の情報が満載なので、なんだか説得力があるのかな?

本の中身を読むにつれ、「下流~」っていうタイトルはどうなの???という気持ちになる。なぜならば、記述内容そのものは本当に真摯で信念が明確であるからだ。世界中の大学を自分の足で歩き、自分の目でしっかりと見ているだけのことはある。
まあ、出版社は「売る」ため「目をひかせる」ために多少エキセントリックなタイトルをつけるからな。。。

「下流大学」(←この本でいう)がどのような取り組みをしているのか、試行錯誤しているのかが紹介されているわけだが、なんだか、「偏差値」とか「ブランド」とか気にしているのって、ワタシたち世代以上の親をはじめとする大人だけなのかな?という気がしてくる。
「いい大学(・・・この言い方も何なのかと思うが・・・)に入りたいと、子どもが自ら言っている」と話す人もいるだろうが、それは、親世代の洗脳もとい教育の影響もあるのでは??と。

さまざまな取り組み(うまくいっていない例や発展途上の例も含め・・・新設学科のオープンキャンパスに人が来ないとか)の紹介も読みでがあるが、著者の思いは「はじめに」に集約されているような気がする。
その中でも特に印象に残った部分を引用したい。

人には能力差がある。しかし、学問は学ぶ意欲に対して平等であるはずだ。すべての人が、自らの学びたい分野を持ち、それを学び、人に語れる。それが私の理想である。私たち一人ひとりが、自分のため、他者のために何ができるのか。学問を追究していく中にきっとその答えがある。

「教育ルネサンス 大学の実力」と一緒に読むと、一層おもしろいかも。「下流大学」の学生を採用する側の企業人にもオススメ。

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August 30, 2009

「教育ルネッサンス 大学の実力」

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教育ルネッサンス 大学の実力」読売新聞教育取材班著

「全入時代」を迎え、大学の評価を研究面と同じか、それ以上に左右するのは教育力であろう。学生の学ぶ意欲の欠如や基礎学力の不足に悩む大学はいまや多数派であり、学生をどこまで伸ばせるかという教育の質が問われている。本書は100校を超える大学の実情を紹介する現場リポートである。あわせて、退学率の公表などで大きな反響を呼んだ「大学の実力 教育力向上への取り組み」調査の約500校分の結果も収録する。

思いのほか、時間をかけて読んだ本。
なかなかおもしろかった~。
現場の片隅(現場というのもはばかられほどの片隅)にいるノンキャリアな教育担当者であるワタシにとっては、うなずくことも多かったし、応援したくなるような大学もあったし、もちろん参考になる取り組みも多く掲載されていた。
その一方で、現場にいなければもっとおもしろく読めたような気もする。現場を知っていると、書かれている内容によってはつい読むことにつまづいたり、思わず本を閉じてしまうような記述も。もっと気楽に読みたかったかも。

巻末に調査結果がまとまっているが、やはりセンセーショナルなのは「退学率」の公開。
退学者に関しては、個々に事情もあるわけだし、一律に「率」だけで語ることはできないだろうけれども。やはり数字でビシっと提示されると・・・。

帯に「偏差値にかわる、大学選びの新基準とは?」と書かれている。
大学教育と社会人教育・企業研修との違いは、ゆるやかではあるかもしれないが、長いスパンで「伸び」を実感できること。
今後、偏差値の高低にかかわらず、学生の「伸び率」をはかりそれを誰もが分かるように示せる指標を模索していくことが大学のミッションのひとつになるのかな?

まあ、いろいろ考えさせられる本でした。

教育機関関係者はもちろん、子どもを大学に通わせようとする親御さん方、再び学びの場に帰っていこうと考えている社会人の方にオススメ。
そして、地域とのかかわりが大学にとって重要な意味を持ってきていることを考えると、身近な地域に大学がある方にもオススメ。

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August 29, 2009

全国学力テスト

全国学力テスト・・・どうなんだろ?

実施すること自体はともかく、都道府県別に順位をつけることに何か意味はあるのかな~。
・・・と、登録したばかりのtwitterにつぶやいてみたら、「少なくとも”意味がある”と考えている人がいるということですね」と返してくれた方がいた。

昨夜のニュースでもいろいろと。
怒る橋下大阪府知事とか。
1位の秋田県の小さな駄菓子やのおばちゃんが「秋田では”勉強しねどなまはげがくるど~”って小さい頃から言ってますから」とインタビューに答えていたのは笑ったけれど。

毎日社説にもあるが、かかるコストのこととか、別問題として親の収入格差と教育格差の問題とか。

小中学校に通う、ごく普通の(特に超有名校に通わせようとか考えていないだろう)お子さんをお持ちのお父さんお母さんは、いろいろと悩むことだろうと思う。

受験に失敗した経験があり(そのような経験だけは豊富)、地元の塾で小中学生を相手に講師をしていたオットはなぜかすごーいネガティブ。
「”受験勉強”とか”勉強ができるできない”に関しては、生まれたときから頭や思考のつくりが違うんだ。努力でクリアできるのびしろに過大な期待をしてはいけない。」そうで。
「結局、経済力格差と教育格差の負のスパイラルは抜け出せない」だそうで。
そのような傾向はあるかもしれないが、そこまでネガティブにならなくてもな~。
オットは専門教育志向。「中学くらいから興味のある分野を深く学ぶようにすればいい。」派。ワタシはどちらかというとリベラルアーツ(教養教育)派なもので。

まあ、そんなこと、夜中の食卓でワタシたち夫婦がディスカッションしていても日本国の教育を動かすことはできないわけだが。

「ということは、もし、ワタシたち夫婦に子どもがいたら、勉強面では期待できないということよね?」
「そりゃそうだ」←即答かい!

「じゃあ、メジャーリーガーにでもさせる?もしくはサッカー留学とか。それともアーティスト?お笑いは食えるまでに時間がかかるよね」
「それらはあまりにも競争率が高すぎる。もっとニッチでマニアックなところを狙うようしむけなければ」
「???」
「さかなくんとか」

???

さかなくん?

Sakana






「そう。もしくは、野鳥の会でトップに上り詰めるとか」

小さい頃から自然でも動物でも何でも好きなものを極めさせて○○博士的存在を狙うってことか。

実際にお子さんをお持ちの方々には何の役にも立たないアイディアのような。。。

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August 28, 2009

Twitterはじめました。

今話題の(?古い?)、「Twitter」はじめました。

以前からその存在は知っていたものの、登録するにはいたらず。
おとといの夜のワールドビジネスサテライトで特集されていたのをちら見して、「まずはやってみるか・・・」という気に。

登録はしたものの、しくみとか、まだよく分からないけど。。。
mixiよりも軽くつぶやいて、発言(というかつぶやき)をチェックする(「フォローする」と言うらしい)人も気軽に自由に選んでいく・・・という。
こういうツールは「使える」「使えない」と頭で考える前に、とりあえずやってみないとね。
(mixiのときもそうだった)

気軽につぶやいてみましょ。

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August 27, 2009

「街猫の肖像」

知人に教えてもらった写真展へ。。

街猫の肖像

普通の野良猫がいる風景。
「かわいそう」でもなく、「かわいい」ともまた違う。
でも、「確かに生きている」ということを強く訴えかけてくる目や表情。

会場の入り口付近に掲示されていた、撮影者のカメラマン金森玲奈さんが書いた「一期一会」というエッセイ(?)もとてもよかった。
しかし、カメラマンの方々って、どうしてあんなに気のきいた文章を写真に添えることができるんだろう???

ついでに、展示会名につられて「銀座どうぶつ園」へ行く。
被写体となっている動物の、ほぼ原寸大の写真が展示されており、大迫力!
たまたま、一緒のタイミングで見ていたちびっ子は大はしゃぎ!

写真展三昧の数時間だったのだが、ふとKIOSKに目をやると、今週号のananがなんとタイミングよく写真の特集。

Anan









ついつい買ってしまった。。。
もう少し撮影技術を上げたいなあ。

でも。
人はなぜ写真に魅せられ、カメラを手にするのだろう?
アナログからデジタルに変わったり、調整が難しい本格派のカメラからお手軽デジカメや携帯電話の付属機能としてのカメラとか、時代や技術が変わっても、なぜか老若男女結構写真好き(撮られるのはイヤという人は結構いるけれども)。
ananだって、「この特集なら売れる」とふんで出版しているのだろうし。
小さな写真展だって、どこから情報を得たのか、結構な人が見に来る。

人はなぜ写真に魅せられ、カメラを手にするのだろう?

答えは・・・分からない。

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August 26, 2009

国立国会図書館へ

先日、久々に(数年ぶりに)出向いた「国立国会図書館」。

最近は、ネットから本を取り寄せたり、コピーをお願いすることができるので、とーんとごぶさただった。
少し時間もあったし、かなり古い資料をちょっとみたいなと思ったし。
それ以上に、「夏休みに大きな図書館でお勉強、調べ物」というイベント的を楽しみたいような気持ちが大きくなって、足を運んでみた。

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威圧感あり!?

玄関付近からのぞむ国会議事堂。

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もう本当に頼みますよ。この国の未来。

時期が時期ということもあり、近隣には多くの報道関係の車が!

しかし、数年来ない間に国会図書館も変わったな~と。
まず、資料の請求(国会図書館は基本閉架なので)はネットワーク経由。
入館時に渡されるカードを館内のパソコンに入れ(というか「挿し」?)、資料を検索し、見たい資料にチェックをすると、自動的に「請求」処理が行われる。
1人1回3冊まで。
4冊以上いっぺんに請求しようとすると、エラーが出る。
で、病院の薬局みたいな電光掲示板にカードの番号が出れば、「資料が届いたのでどうぞカウンターまで」ということ。

なんと、コピー請求の用紙も、パソコンからプリントアウトされる!
コピー請求用のパソコンに同じくカードを挿すと、請求済みで手元にある資料が一覧でディスプレイに表示される。コピーをしたい資料にチェックを入れると、パソコン一台につき一台セットされているプリンタから請求用の用紙がプリントアウトされてくるのだ!!
さすがにコピーをお願いしたいページ番号等は手書きだが、資料の名前等はプリント済みなので、余計な手間は省かれるし、資料名の下記間違いなどはなくなる。

もう、本当に「へ~!」の連発。
「図書館の情報ネットワーク化」に驚き!
最近はこれが普通なんだろうか・・・。

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August 25, 2009

ほぼ日手帳2010

もう、来年の手帳を考える季節になってきたとは・・・。

来年用も購入予定の「ほぼ日手帳」。
小出しに情報を出していく手法がこれまた物欲をチクチク刺激する。
お盆休み明けから公開された情報をすばやくチェックすると。。。

なんと!
来年用はカバーが52種類も!!!!

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(「ちょっと早めにお伝えするほぼ日手帳2010のこと」より)

そして!
手帳用の文房具も魅力的!!!!!

革カバーにしようか、ナイロンか、無地か柄か、それともファブリックか。。。
1年間付き合い、いろいろなツブヤキを聞いてくれる「同志」ともいえる手帳だからこそ、悩みに悩む~。

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August 24, 2009

ベランダガーデニング☆デビュー

先日、オットがもらってきたミニトマトの苗。
(配っていたらしい)

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(画像は先端に咲き出した花の部分)

水やりとともに成長をみるのが結構楽しくて、職場の近くのオサレ系ガーデニングショップでバジルとパセリの小さい苗を購入。

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←元気イッパイのバジル













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←もりもりのパセリ













こういう苗は、購入後すぐに植え替えなければいけないのかと思っていたが、オサレ系ガーデニングショップの店員のお姉さん曰く、「涼しくなってから」。
そうなんだ・・。
8月中でもよいが、その場合は涼しい日を選んで。
9月になってからの方がいいでしょう・・・とのこと。

ミニトマトはまだ実のなる気配はない。
でも、バジルとパセリはどんどん摘んでOKということなので、料理に活用したいと思う。
ハーブはスーパーで買うと結構高い。パセリは「こんなに使えないよ~」というほどの束で売っていて、日がたつとすぐに黄色くなってしまうし。
必要なときに必要なだけベランダから摘めるというのは便利すぎる!

しかし・・・バジルはすでに大量の葉がついているので、逆にこんなに使えるのだろうか???
パスタにちょっと乗せるとか、そういうレベルでは使いきれないかも。

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August 23, 2009

花巻東負けた~

オット、意気消沈・・・・。

高校サッカーのときと高校野球のときだけ郷土愛に燃えるオット。
故郷のない(東京っ子の)ワタシにはうらやましくもあるのだが。

最初は「菊池君っていかほどのもんなの?」とやる気(見る気?)は全然なかったようだが、横浜隼人高校に勝った頃から、「ぜひ決勝まで!」「”とうほぐ”に勇気を!!」とノリノリに。
帰宅後、「熱闘甲子園」はもちろんのこと、その他スポーツニュースのハシゴも欠かさなかっただけに。

かなり意気消沈。

相手チームの良いプレイにも拍手と笑顔を欠かさない出来た子たちだったが、最後は涙涙・・・。
「ああ・・・体はでっかくてもまだまだ内面はコドモなんだ」とほほえましく感じたり(完全にお母さん目線)。
菊池君はプロに行くのかな?

オット曰く、
「大リーグに行くなよ。アメリカなんて行くなって。都会と外国は怖いトコロだぞ。とうほぐ人はシャイなんだから。絶対にやっていけないぞ」。
だそうだが。
松坂やまー君のようになれるのかな~?

まずは痛めているという背筋をしっかり治してほしい。

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August 22, 2009

ムスメ。たちは・・・病院がキライ

3ムスメ。基本的には健康体なのだが・・・

この子だけは持病(先天性の腎臓奇形&腎臓に砂。。。というか結晶がたまって圧迫する体質)がある。

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先日、ダイの吐きアト&ねこ砂に血を発見したので、病院へGo!
しかし・・・ダイは(というかウチのムスメ。たちは)大の病院嫌い。。。

キャリーを持ち出しただけで抵抗!そして逃亡。

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やられた・・・(涙)。

次回からダイをはじめムスメ。たちをキャリーに入れるときは、長袖長ズボン厚手綿の靴下そして軍手でやろう。。。
(もしくはオットに一任)

診断結果はいつもの通りで、痛み止めのちうしゃ(膀胱がキュっとなるとその痛みで吐いてしまうらしい)をしてもらい、抗生物質をもらって帰宅。

薬はつぶしてゴハンに混ぜて・・・。

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「やってらんないし~!」

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「アタシばっか病院行く回数多くってさ~むかつくよな~」

というわけで。
ダイのご意見を採用。

ちう姉もゆうも、秋の健康診断を受けること、決定!
尿検査と血液検査は必須よ!

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「なんか・・・いやな予感がするよ」

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「アタシには・・・関係ないことだよね?」

みんな行くのよ。病院に!
アラサー3ムスメ。しっかり健康管理しましょ。

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August 17, 2009

消費生活アドバイザー更新研修(e-Learning)終了

休み期間に集中して4科目分終了・・・。

今のシゴトや生活に直接的には関係のない内容、なじみの薄い内容が多く、結構大変だった。。。(そんなに時間はかからなかったけれど)

・インターネット時代の通信販売
⇒ まあ、これはそれなりに知っておくと便利かも。授業のネタにも多少使えるか。消費生活分野の専門家として今後(現職を失ったりしたら、その後細々とでも・・・)やっていくとしたら、このあたりかなあ。

・インターネット時代の知的財産
⇒ 上に同じく。部分的ではあるが、使える知識があった。しかし、法律って煩雑だよな~。

・改正特商法・割賦販売法の概要
⇒ なんといってもこのテーマが一番大変だった!改正ポイントがてんこもりだわ、細かいわ、、、インターネット販売に関する部分はなじみが多少あったが、割賦販売とかクレジットとかクーリングオフとか。。細かいっ!まあ、騙されないために必要な知識であるということはいえるだろうけれど。

・私たちの暮らしと省エネルギー
⇒ このテーマは、知らないなりにとっつきやすかったかな。。。「エネルギー」といっても、身近な家電等の話題が中心だったし。エコは大切。エネルギーを大切に使うことは大切。勉強になった・・・。

修了テスト(6割以上正解が合格条件)もクリアし、今年度とることのできる更新ポイント数は確保!
本当は日々の生活の中で意識しなければならないことばかりなのだけれど。

消費者庁も発足することだし、消費生活アドバイザー資格保有者(および消費生活関連の資格保有者)がその価値を世間から認められ、しっかりと評価される日は近いのだろうか?
ちょっと期待してしまう。

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August 16, 2009

「トランスフォーマー」

久々の週末DVD鑑賞会でセレクトした作品は「トランスフォーマー」。
2007年の作品をなぜ今頃?ということだが、その理由は、第2弾の「トランスフォーマー・リベンジ」を観たいから。。。
まずは第1弾を観て予習しておかないと・・・ということでオットがセレクト。
(もちろん、オットはすでに観ている。つまり、ワタシに「みせるため」にDVDをレンタルしてきたというわけだ)

ロボットとかアメリカ軍とか・・・分かるんかいな?と思いつつ観はじめたら・・・おもしろい。
ザ・エンターテイメントであり、スピーディで迫力があって。
たまに小ネタもあったりして。

エイリアン(化け物)が出てきて人間に復讐しようとする、とか、エイリアンが狙っているお宝の持ち主は、普段全然冴えないもてない男の子で、最初は自分が背負う運命に腰がひけてしまっているのだが、そのうち、たくましくなってくる、とか。
「なんだか、どこかで観たことが?」という設定や展開はとりあえずおいておいて。

もう、単純に楽しめる。
これで心置きなく夏中に「トランスフォーマー・リベンジ」を観にいけるかな?

映画はエンターテイメントだ!ともかくスピード感などを味わいたい!
という方にオススメ。

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August 15, 2009

アートな島「直島」

久々に美容院へ。。。

担当していただいている美容師さん(女性)は、かなりステキな人である。
おしゃべりはそんなに多くなく、適度な距離感を保つことに長けている。
カットなどの腕もよく、そんなに細かく注文をしなくても、似合うように(・・・似合っているというのは自己満足か?)してくれる。
似合わないと思われる注文をついついつけてしまったときは、物腰柔らかく、でもキッパリ断られる。
ご本人のファッションセンスも、仕事柄動きやすくカジュアルでありながらいつもステキ。
「その靴、どこで買ったんですか?」などと、毎回お聞きしているような気がする。

そんな憧れの大人の女性(・・・いや、きっと年齢はワタシの方が上だけど)Kさんが、7月に少しはやめの夏休みをとり、一人で(!)、香川県の直島という島に旅行に行ったという。
直島は小豆島の近くの小さな島だそうで、今は「アートの島」として売り出し中だそう。
「一人で行っても楽しめましたよ~」とのこと。

「何もしないことが目的」といっても、普段都会暮らしをしているワタシたちは、本当に何もすることがなかったら楽しめないような気がする。
そのあたり、適度に「アート」がちりばめられている土地であり、なおかつ自然も美しい、ということで結構満足度は高かったとは、Kさんの評である。

岡山から船で10~20分程度という近さもポイントかも。

夏休みといってもどこにも行かないので、こういう話しを(都会の冷房の効いた部屋の中で)聞くだけでリゾート気分になるという安上がりなワタシ。

本当は、五島列島とか角館に行きたいんだけどな~。

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August 12, 2009

西原さん、語る。

8月12日付日経新聞夕刊で、漫画家の西原理恵子さんが、女性と働くこと(自立)について語っている。

西原さんの信念は、「働くことが私の宗教」。

西原さんは、女性は甘えず働く信仰を!と訴える。
現代の労働観に違和感を感じているとも。

やりがいって何?やりがいだけで飯は食えない。
(中略)
アダルト本から一流文芸誌まで、お客様のニーズに合わせた仕事をする。プライドはないです。
(中略)
基本はコロッケ屋のおばちゃんです。毎日店を開けて、50円のものでも「ありがとう」といって頭を下げる。お金のない怖さを知っているからです。

このあたりは、以前紹介した彼女の著書「この世で一番大事な”カネ”の話し」でも書かれていることなのだが。。。
今回の記事で大いに共感したのは、女性に対して「自分の2本の足で立って」と自立を訴えている部分。

結婚して子どもができた後の人生を夫に頼っては駄目。倒産しない会社に勤める夫も、病気にならない夫もいない。
仲むつまじい時期は続かないですよ。
親友として夫とうまく付き合うためにも自立が必要です。

専業主婦の方にももちろん家事という大変なシゴトがあるし、働かなくていいというのならそれはそれである意味うれしくも感じるけど、、、ということはとりあえずおいておいて。

「親友としてうまく付き合う」
というスタンスは本当に分かる。
「そうそう!そういうこと!!」と思わず、新聞読みながら大きくうなずいてしまった。
「友達みたいな夫婦」ともまた違う。
う~ん。うまく言えないが、ものすごく腑に落ちる表現なのだよ。

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August 10, 2009

焼きオクラの生姜マリネ

冷蔵庫の中に、もう「ヤバイよ・・・あと1日くらいの命だよ・・・」と自己申告しているオクラ発見。

いつもならば、塩でゴシゴシしてそのままゆでて小口切りしてネバネバさせて・・・というところだが、何となくそれには飽きた。

で、今回チャレンジしたメニューが、
焼きオクラの生姜マリネ」byクックパッド

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画像は、マリネ液に漬けた段階で、これから冷蔵庫で冷やすところ。

キンキンに冷やして食べたらこれが・・・ウマイ!
非常に簡単なので、おつまみにもぜひ。

マリネ液が、シンプルだけれどとても美味。
焼きナスやミニトマトを漬けてもおいしいと思う。

Continue reading "焼きオクラの生姜マリネ"

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August 08, 2009

「女36歳からでもキャリアは作れる」

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女36歳からでもキャリアは作れる」(光文社)
辻三千代著

【出版社の紹介文より】

3人の子供と幼馴染の夫との平凡ながらも幸せな生活は、夫の裏切りで崩壊した。海外赴任から帰国後、1週間で夫が失踪。子供を抱えて上京し再就職をはたした著者は、キャリアアップのための転職を繰り返し、55歳で思いがけず教授となった。著者の強烈な体験を通して考える、女にとって仕事とは、家族とは。

本日は、勤務先でオープンキャンパスのサポートを終えた後、この本の著者である辻さん(=ネット上でのハンドル名は百子さん)の出版記念パーティにうかがう。
ともかく盛況で、ご挨拶に立たれる方々のお話しも印象的。
以前、何人かの方の出版記念パーティに招かれたことがあるが、そのときとはまた違う、何か「サークルの打ち上げ」的な盛り上がりだったように思う。

さて。
本編の内容について。

早々に感想を書きたいな・・・と思いつつ、「リアルな世界で存じ上げている人生の先輩」の「本当の本当のライフストーリー」であるがゆえ、いろいろ考え出すとコメントが難しい。

ということで、あまり考えずに感想などを。

勉強会等を一緒に実施し、長いつきあいの先輩コンサルタントの方が、ある時期から本を多く出版している。
(書くスピードがハンパなく速いのだ)
その方は、いつも本を企画・出版するときに「今回の本は、~のテーマについて世に問いたいんだ」とおっしゃる。
自らの企画持ち込みで本を出版される方は、そのような「思い」を込めて筆を進めるのだろう。
「女36歳からでもキャリアは作れる」の場合は、、、何を世に問いたいのだろう?簡単な言葉を使えば、「その人なりの道の探し方」といえるのだろうか?
そんなことを思いながら読み進めていった。

「はじめに」で、
「若いキャリアウーマンの参考になれば幸いである」と書かれているが、この本はむしろ「そういう人ではない人」にも多く読んでもらいたいなと強く感じた。

なぜそう感じたのか・・・。

この本に書かれている、人生の思いもよらない「進展」の要因は、ひと言でいえばそのお人柄と行動の「オープンさ」にあったのではないかと思う。
別に誰にでも話しかけるとかそういうことではなく、心の開き方というか・・・他者に対して「どうぞOKですよ」というような。
どこかで誰かが書いていたが(・・・出典が正確に思い出せない・・・)、人はすぐに「自己分析=内面をみる」ことをしようとする。でも、そんなときは「外に向かって開く」ことを意識した方が効果的であるのだ。それを、まさに体現されてきた上での現在のキャリアなのではないか。

それならば、「他者としてかかわってきた対象である」この本の中に登場するタイプの各種男性や、キャリアなんて考えたことのないような女性、息子さんの世代の男性などが、このストーリーを読んでどのような感想を持つのか、興味深い。


(ちなみにわがオットがちらっと見て言った感想は「オレもラムラボにこんな風に書かれるのかな」であった・・・少し悲しそうでもあり、観念した様子でもあった(苦笑))




男女格差や母子家庭の厳しい状況など、違う立場の人が読んでこそ、「世に問う」影響力が発揮されるように思うし、
それだけの何ともいえない力が満ちた本だと感じている。

あっ、もちろん、当初のターゲットである若き女性にもオススメ。

次の著作は・・・
小説ですかね?

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August 06, 2009

かわいい男の人

六本木から地下鉄に乗ってきた、いかにも「六本木ヒルズ」とか「ミッドタウン」でサラリーマンをしていそうな30代くらいの男性。
たまたまワタシの隣の席に。

ストライプ系の細身のスーツに茶の革靴(オットと、「茶色の革靴の男の人っておしゃれだよね」と会話したばかり)。
メガネもなかなかおしゃれだ。
結婚指輪も凝ったつくりのものだ。
地下鉄の席につくなり、いきなりiphoneを取り出し、タップやピンチ。

ん???

壁紙が、ぽにょぽにょしたかわいい赤ちゃんだ!!

なんだか意味もなく、少し幸せな気分になったワタシだったのだ~。

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August 05, 2009

試験監督とわたし。

↑ なんか、講演のテーマみたいなタイトルだが。。。

今週は試験監督のために出勤。
自分が担当している科目だけではなく、資格試験(日商PC検定など)の学内受験の監督なども・・・。

あらためて考えてみると、ワタシと試験監督の出会い(?)は大学時代にさかのぼる。
通産省(現経済産業省)に勤めている身内がいたもので、紹介されたアルバイトが、春と秋に実施される「情報処理技術者試験の試験監督」。
大学生の時はさすがにサブの監督(アシスタント的役割)だったが。。。
慶応大学だったかなあ。
比較的短時間で終了する「第一種」「第二種」(←当時の試験区分)、拘束時間の長い高度情報処理技術者の試験区分(「システム監査」だったような・・・)も担当した。
受験票のチェック、試験用紙の配布回収から教室案内まで。
短期アルバイト(というか1日アルバイト)の上、比較的日給もよかったのだ。

情報処理技術者試験の監督でびっくりしたのは、申込者の名簿に対して実際の受験者(試験会場に来ている人)が非常に少なかったこと。
特に高度の場合にその傾向が顕著だった。
午前中で帰ってしまう人もいたし。
「資格試験ってこんなものなんだ・・・」と大学生のワタシは思ったものだった。

いずれにしても、情報処理技術者試験の監督が、ワタシの試験監督デビューだったと思うと感慨深い。

そして時は流れ、次に試験監督の機会をいただいたのが、中小企業診断士の一次試験と二次試験。
一次試験は2回ほど、二次試験は1回担当させていただいた。
会場は青山学院!!!

今は冷房完備だと聞いているが、当時は(というかワタシが受験したときも)冷房なし。
試験は真夏の2日間。しかもマークシートではなかった。
教室内は40度を超える暑さ。
受験生は凍らせたタオルや飲み物を持参していたなあ。懐かしい。
当然、試験監督もその暑さの中にいるわけで、かなり大変だった。
試験時間は長いし、科目数も多いし。
まだ、秋のいい季節に実施される2次試験の方が楽だったな~。

出勤途中のバスの中でふと考えたのだが、過去を冷静に振り返ってみて、試験監督というシゴトを結構こなしている自分に驚いた。
大学時代に慶応大学三田キャンパスでアルバイトをしていた若かったワタシは、まさか20年後に本業で試験監督をするなんて想像もしていなかっただろう・・・
なんだか不思議。

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August 04, 2009

アバターはじめました

このブログは、「Nifty」の「ココログ」を使っている。
Niftyとのお付き合いは、「パソコン通信」からはじまり、Notesという日記帳機能、そしてブログへとずいぶん長くなっている。
(他のところへの「お引越し」を検討したこともあったけれど、結局めんどくさくて~)

LivedoorブログとかYahoo!ブログとかではずいぶん以前から提供されていた「アバター」。
ここにきてやっとココログも参入。
新しもの好きのワタシは、もちろん!早速!作って貼ってみた。














←----似てない・・・。

顔を作ったり、着せ替えたり。
「アバターの意義」を考える以前に、そのプロセスが結構おもしろいかも。
何でもとりあえずやってみることデス。

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August 02, 2009

「独学という道もある」

Dokugaku










「独学という道もある」柳川範之著

高校へは行かずに、独学で大学へ進む道もある。通信課程の大学で学び、学者になる方法もある。レールはひとつではない。世界の価値観は多様だ。自分のペースで学び、生きていくためのヒントと勇気をくれる一冊。

著者は東京大学大学院経済学研究科准教授。
この肩書きを見ると「えらい人」「頭のいい人」「遠い存在の人」と思いがちだが・・・。

著者の柳川氏は、高校には行かず、大学も通信課程だった。
大検をパスした後、受験のない通信教育の大学へ(慶応大学)。
だからといって、グレていたとかひきこもりだったとか、そういうわけではなく、親のシゴトの関係で海外に滞在していた期間が多かったからという理由が大きいのだが。

規定の年数で卒業することが非常に困難であるという点で有名な(入るのは簡単だが出ることがとんでもなく難しい)慶応大学通信教育課程を卒業し、東京大学の大学院を受験(これが、柳川氏がマトモに経験した初めての受験だったという・・・)。
経済学者を目指すことになる。

この本を読んで勇気づけられることは多い。
まず、「人と少し違う道を通っても目指すところに行けるのだ」ということ。
「レールは一つではない」ということ。

要所での人との出会いも大きかったという。
通信教育課程の卒論指導担当教員だった大山道広先生との出会い。
その後大学院で指導を仰ぐことになる伊藤元重先生との出会い。
人だけではなく、自分に合った興味を深めることができる本との出会いもあったとか。

経済学に対する問題意識がブラジルやシンガポールに滞在していた思春期に感じたことがベースとなっているとも述べている。
経済学は難しいけれど、柳川氏だったら分かりやすく解説してくれるかも。。。

柳川氏は「大人の方々へのメッセージ」という項でこう言っている。

大切なことは、将来の道は閉ざされてしまったと悲観しないことだと思います。普通に考えている以外にも、実は道はたくさんあるのだとしっかり認識することで、見えてくるものがさまざまあるように思います。

いろいろな意味で身近に感じ(シゴトが近いということもある)、共感したり(ある意味、ワタシもちょっと変わったルートをたどっているのかも?)、参考になったり(生涯教育に関するテーマという意味で)、感情的に応援させていただきたくなったり。。。

若い人も大人も、読んだ後、何となく前向きな気持ちになることができる本。オススメ。

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August 01, 2009

外の空気を吸いに

最近ちょっと息苦しい感じが内面を覆っていたこともあり、外の研修(というかセミナー)に出かける。

業務命令ではないので、有給休暇を取って。
お金を出していただける分、いろいろ気を遣うこともあった。
何を優先するかということ。
「自律・独立」タイプと診断されているワタシの場合は、自腹を切って休みの日をあてて参加することが一番気楽でいいようだ。
組織に借りを作るのが一番肩身の狭いつらい思いをするタイプなんだよな~。
「”借り”も活用しちゃって、自分の身にして、”どうもありがとうございました~”って切り捨ててもいいんじゃない?」
とアドバイスをしてくれる友人もいるが。
こればっかりは、人によって「美学」(←大げさ~)の違いだろう。

10時~17時の1日コースで、理論としては聞いたことがあるものもあったが、得るものは多かった。
同じグループになった方(若手の男性)も言っていたが、
「こんなに違う業種や会社の人が混ざっているとは思わなかった」。
同じグループの中だけでも、官公庁関連の会社で営業をしている人、カスタマーサービスをしているがいずれ法人営業に行きたいと思っている人、企業内ITサポート(ワタシがかつて行っていたシゴトに似ている!)をしている人、特別養護老人ホームで介護の現場にいる人など、普段出会うことのないような方々ばかり。

本当におもしろかったし、「講義を受ける側に立って学ぶこと」も多い。

同じグループだった方が所属している某企業は、「年間○個以上研修を受けなければならない」とか。
研修会社からしたらいいお客様ではあるが、強制するのはいかがなものか。
まあ、お金があるんでしょうねえ。。。

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