「人生2割がちょうどいい」(その2)
この対談で特に共感できた内容の一つが、
「天職を見つけるためには何が必要ですか?」という回。
岡氏も小田嶋氏も、企業人としては決して順調だったのではなく、いろいろ挫折していたわけで。
結果的には「人から憧れられるような職業」に就いている2人が言うと「厭味になるよね」と自覚しつつ、「職業に夢を乗せるのがそもそも間違いだ」とおっしゃる。
「自己実現は職業で求めることではなく、生活で見つけることでしょう」とも。
ロックミュージシャンとか、アーティストとか、プロアスリートとか特殊な人は除くとして。
岡氏いわく
「天職なんてものはない。仕事なんだからダマッてやるべし」。
小田嶋氏いわく
「特定の職業に向いた人がいるのではない。それ以外に何もできない人間がいるのです」。
お二人の言うことがすべてともいえないし、違う見方もあるかもしれない。
でも、果てしなき「自分探し」をするよりは、楽な感じで生きやすい考え方だと思う。
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