「生きる わたしたちの思い」谷川俊太郎 with friends
「生きる わたしたちの思い」谷川俊太郎 with friends
<出版社のHPより>
「谷川さんの傑作『生きる』をお手本に、
皆さんの『生きる』をつなげてひとつの
詩みたいなものを作りませんか」。
あるインターネットコミュニティの呼び
かけに、半年で2000件以上の投稿が
集まりました。そこから一部を選出し、
投稿者自身のコメントや写真を加えて
再構成したのが本書です。
短い詩に込められたさまざまな
人生模様に目頭が熱くなります。
美しく優しい本に仕上がりました。
「あるインターネットコミュニティ」=mixiの谷川俊太郎コミュで立ち上がったあるトピックの呼びかけ。
「みなさん良ければ、谷川俊太郎氏の傑作『生きる』にちなんで、これからみなさんの『生きる』をつなげて一つの詩みたいなものを作りませんか?」
呼びかけに応える書き込みは恐ろしいスピードでつながり、ウェブ上の連詩が今も書き込みはつながり続けているらしい。
それがNHKで取り上げられ、さらに書籍化にいたった。
その第1弾がこの本。
(第2弾も最近出版されている)
コミュニティ上で知り合った、(きっと)本名も知らない人たちが、自分にとって「生きる」とは?という問いかけをして、シンプルな言葉でつづっていく。
ありのまま、少し泥臭いような言葉をつづる人も。
少し哲学的な言葉をつづる人も。
広い行間の中に、書き手のいろいろな思いを見出すことができたり、自分の生活や考えを重ねあわせることができる。
また、冒頭に書かれている谷川俊太郎氏の詩(書き下ろし)「ことばの波紋」が何ともすばらしい。
ネガティブな側面がどうしても強調されがちなインターネットやSNSの世界だが。。。
ウェブやそこにのる情報の本来の使い方は、谷川氏のこの詩に含まれている言葉・思いに凝縮されるような。。。そんな気がする。
ぜひ一度手にとってみてほしい本。
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