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January 29, 2009

リーダーシップのあり方

学生の書いたレポート試験を読んでいる。
なぜならば採点をし、評価をつけなければならない
から・・・。

そんな中でおもしろい発見(?)があった。

リーダーを中心に、年間通して活動する授業。
集大成的な授業であり、計画・実行・確認を
自分たちで主体的になって行うという授業。

あるグループのリーダーは個人としては優秀で
しっかりと何から何までやったのだが、
すべて一人で作成し(実行はいくらなんでも
全員で行ったが)、最終会の報告のプレゼンまで
も一人だけ前に出て行おうとしていた。
(それはさすがに「全員前に出ないとね」とアドバイス
したけど)
そのリーダーなくして、スムーズに進めることが
できなかったことはメンバーも認めるところだが、
さまざまな最終的なまとめ(テキストをまとめる、
報告書をまとめる・・・など)をリーダー一人が
やってしまったことに意外にも大ブーイングが
レポート上で巻き起こっていた。

「たとえ、効率的でなくてもみんなで作り上げないと
意味がない」とか。
「主体的に進めたという実感がない」とか。

社会経験のない、まだまだ子どもですからして、
双方(リーダーもメンバーも)いいところも悪いところも
あるのは事実(メンバーだってリーダーに言えば
いいことだし)。
ただ、社会の縮図というか、リーダーのあり方に
関して考えさせられたことは確か。
リーダーとは、メンバーをひっぱりながら、
自分がやれば簡単に済むことであっても、
メンバーに仕事をふり、やる気とムードを高める・・・
という姿でなければいけないんだなあ・・・と。

体当たりであちらこちらの壁やらなにやらに
ぶつかりながら走り回り、失敗もする学生さんたちに
学ぶことは大きい。

でも・・・

少しから回ってしまっていたリーダーはメンバーの
思いに気づかないわけだ。
その意味で、授業を通じて成長した度合いが大きいのは
不満を感じたメンバーの方なのかも。

そして、時間的能力的に難しいので仕方がないこと
だとは思うが、こういった実体験について、
世の中に出回っている理論をもって本人たちが
検証できないこと。
本来であれば、経営学のリーダーシップ理論を学び、
実践して、結果をやはり理論で検証するべきなのだろう。

やはり短大の2年間だとその点は難しいのだろうなあ。。。

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Comments

含蓄のあるコメントです。百子もいまこの授業のレポートを読んでいました。
 確かに「理論」はそういうもので、私も好きです(好き嫌いの問題ではないですけどね・・・)。短大ではこの点が限界なのかもしれませんね。それにしても我がクラスのレポートは、どうしてこんなに表面的で浅いのでしょう。「テキストに誤字脱字があった、授業が時間どうりに進まなかった、身だしなみが悪いクラスメートがいた」などなど・・・。

Posted by: momoko | January 30, 2009 at 10:07 AM

>momokoさん
もう・・・レポート読みたくないんですが(泣)。いろいろあっておもしろいといえばおもしろいんですけどね。

>限界
限界でしょうね。
「実践力を身につける」をどこまでのレベルに定義するかなのでしょう・・・。
とりあえず経験してみた、気づくことがあった・・・くらいの目標で「クリア」とすべきなのでしょうね。

Posted by: lamb_labo | January 30, 2009 at 11:57 AM

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