「街場の教育論」
「街場の教育論」内田樹著
本当におもしろく共感できる本。
ほぼすべてに感じ入るところ大なのだが、例えばで
あげていくと・・・。
・教育はビジネスではない。
・教育は入力から出力までの間に時間がかかる。それはそこを行きかうものが商品やサービスではなく人間だからです。
・教養教育は「コミュニケーションの訓練」、専門教育は「内輪のパーティ」。
などなど。。。
しかし、一番強く印象に残ったのは、「反キャリア教育論」の講。
この講に関して、ワタシは内田氏とまったく同意見であり、
むしろ、現場で持っていたモヤモヤした感情を整理していただけた・・
という感じ。
ただ、現実をみると、「みかけ倒しの協調・協働」をふるまう人
(目立ちたがり屋??のアピール上手?)が
大企業(いわゆるいい企業??)からの内定が取れていたりするのは
どうとらえたらいいんでしょ?
大企業の人事部のスキル(人を見る目)が落ちたのかな・・・。
本の帯には「全国の先生方必読です」とあるが、
さまざまな職業や年齢の人が読んでも何かしら感じることがあるだろう本。
なぜなら・・・
本の表紙の裏の記述。
日本の教育が「こんなふう」に
なったのは、われわれ全員が犯人。
なのだから。
オススメです。
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