「理由」が書けない若者たち
引き続きレポート査読ちう。
最近特に感じることは「理由」が書けていない人(学生)が
多いこと。
自分の考えをまず述べる、それはそこそこできているが、
その考えを導き出すまでには「理由」や「過程」がある
はず。
つまり、言いっぱなしの人が多いということ。
そして、「設問」を読み取ることができない人も多い。
設問の意味がよく理解できないそうだ。
不親切なワタシは、
「設問がよく分からないので変なレポートになったと思います」
という言い訳に対して、
「設問の意図を読みとるところから試験は始まっているのです」
と突き放し。
一方で親切なワタシは、
「レポートというものはどうすれば評価されるような内容になる
のですか?」
という質問に対して、
「理由と過程について、あなたのパーソナリティやいつもの
考え方などを知らない人が読んで納得できるレベルまで
しっかり書いてあるものは、普通に考えて高く評価できる」
と答える。
「感じる」「思う」ことはできても、
「なぜそうなのか?」
「どうしてそういう考えにいたったのか?」を表現する
訓練ができていないのだろうか???
いや、ワタシもかつてはそうだったのだろうか。
ワタシの場合、中小企業診断士試験を、記述式の
時代に受験したことでこれらのトレーニングが
しっかりできた。
記述式だった時代は「設問の意味がまったく分からん!?」
という問題が何問も出たものだ。あれはいいトレーニング
だったのだなあ。。。
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