「内田樹の研究室」より
愛読しているブログのひとつに、神戸女学院大学教授の
内田樹先生の「内田樹の研究室」がある。
著書「街場の教育論」に感銘を受けかけているのだが、
忙しさにかまけ、読書中断中。
この本に関しては、読み終わったらまた感想を書き留めて
おかなくっちゃ・・・と思っている。
で、このブログ。
年越しが迫ったここ数日のエントリが特におもしろい。
経営を教えるはずの株式会社大学院の(実質的な)
経営破たんのことや、「有限の時間、有限のリソース」という
限定の中で生きている人間というものの見方。
そして、内田先生の考える「働くモチベーション」について。
特に、コレ。「働くモチベーション」の意味は、本当に
深いというか。なんというか。
その注目のエントリのタイトルは、
である。そこで、内田先生はこう書いている。
「誰の仕事でもない仕事は私の仕事である」という考え方をする人のことを「働くモチベーションがある人」と呼ぶのである。
(中略)道ばたに空き缶が落ちている。
誰が捨てたかしらないけれど、これを拾って、自前のゴミ袋に入れて、「缶・びんのゴミの日」に出すのは「この空き缶を見つけた私の仕事である」というふうに自然に考えることのできる人間のことを「働くモチベーションのある人」と呼ぶ。
これだけ見ると、きれいごとのように思えるが、そこは
学者!
論理的に説明しきっている。
感心しきりの反面、
ちっちゃい人間だなあ~>自分
とつくづく感じたわけだが。
(つまり、ワタシは内田先生がいう「働くモチベーション」の
低い人間であるということが思い切り露呈・・・)
Comments
うちのわけぇもんによませてやりてぇっす。
いい本&ぶろぐご紹介感謝です!
Posted by: おりがみ | December 23, 2008 10:23 AM
>おりがみさん
ブログといい、本といい、おもしろいです!
うちのわけぇもんに読ませてやってくだせぇ。
Posted by: lamb_labo | December 23, 2008 05:20 PM