「小説トリッパー」
読む暇がないから本や雑誌を買うのはたいがいに
せーよ・・・と自分に言い聞かせているのに。
カテゴリは雑誌なのかな?
どうも季刊らしい。。。
今回、はじめて知った雑誌。
なぜ購入にいたったか・・・?
それは、土曜日の電車の中。
例のパソコン教室後、おかず類を購入して疲れて
帰宅の途につく途中、ふと目にした電車の中の広告。
この雑誌そのものの広告ではなく、わが母校の広告。
わが母校の国際学部教授、小説家・高橋源一郎氏の
新連載が、「小説トリッパー」という雑誌ではじまるという
お知らせ。
小説の連載ではなく、
「言語表現法」という科目名の、実際の講義内容について
そのまま(講義の流れに沿った感じで)掲載されている。
(「まとめられている」と書こうとしたけど、まとまってないから
たぶん講義そのままに近い状態で掲載していると思われる)
連載にあたって、つけられた題名は
「13日間で”名文”を書けるようになる方法」。
哲学的でおもしろかった。
特に、「わたし」と「あたし」について。。。とか。
そういえば、このブログでの「私」は「ワタシ」にあえてしているな。
日常、どうしても、実務的な内容での授業を求められている
ワタシ。こういう、「そもそも・・・とは?」という学問に飢えて
いるのかも。
「文章」を書くということは・・・(中略)・・・・・
「わたし」の中に存在している希薄な「あたし」を呼び出し、
その「あたし」に助けてもらって、この世界がどんな風に
なっているのかをより深く知ることなのです。
あなたたちを助けてくれる誰かは、あなたたち自身の中に
存在しています。その、もうひとりのあなたを見つける
ために、「文章」は存在しているのです。
「2日目」の講義の終わりより。
Comments
ふむふむ。高橋さんいいことをおっしゃいますね。さすが。
文章を書くということは、広い宇宙の中から言葉を探してきてそれを組み立てるという作業。言葉というのは思考のツールだから、結局はアタマの筋トレということなのですよね。
その講義、今受けたら20年前の100倍ぐらい体に沁みそうです。
Posted by: フヂワラです | May 20, 2008 11:38 PM
>フヂワラさん
いや~。
高橋源一郎よりも、フヂワラさんのコメントの方が深いよ~。
今の学生はこのような授業を受けることができて幸せですね。
ワタシも忍び込んで受けたいけど、確実に、
「怪しいおばさんが1人乱入・・・」で
警備員に突き出されるような気が。
文章を書くことって不思議で、好きなヒトは本当に好きですが、嫌いなヒトは本当に嫌いですよね。
フヂワラさんのお子さんたちは、きっとモノを書くことが好きでしょうねえ。
Posted by: lamb_labo | May 22, 2008 10:35 AM