「手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 」
この本の帯、
「主人公といっしょに働くことの意味を見つめ直す本」
という記述に惹かれて。
就職活動に出遅れ、将来を思い悩む大学4年生の「僕」。
彼が出会った奇妙な商売、「手紙屋」。
広告のチラシによれば、「手紙屋」と10通の手紙をやりとりすれば
「夢が実現できる」。
疑心暗鬼で「僕」は「手紙屋」との文通を始めたが・・・。
「手紙屋」からの10通の手紙は、将来に悩む人々への「10の教え」。
たまたまこのストーリーでは、就職活動に悩む大学4年生が
主人公であり、
「手紙屋」は必然的に主人公と出会うようになっているのだが。
10通の手紙のエッセンスは、誰にでも通用するセオリーだと思う。
・あなたが出会った人すべてをあなたの味方にする魔法の
方法は、「相手にこうなってほしいという『称号』を与えること」。
・自分に向いていることを探さない。
・大切なのはどの船に乗るかではなく、その船がどういう目的で
航海しているか。
・今、目の前にあるものに全力を注いで生きる。
・大きな夢を持つということは、大きな壁を乗り越えなければ
ならないことと同義です。
・失敗した人は才能を理由に挙げる。
成功した人は情熱を理由に挙げる。
「手紙屋」が指摘する「会社の選び方」の視点もまさにその通り。
シゴト探し中の人も、そして、シゴト探しをアドバイスする側の立場の
人間にとっても。
これからまた新たな道を探そうとか、夢を追おうという人も。
「・・・で、キミの目指すところはドコなわけ?言えないわけ??」と、
オットにツッコまれ、当たっているだけにムカついたたワタシにも。
忘れてしまっている「原点」を思い起こさせてくれる。
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