「夢をかなえるゾウ」
「夢をかなえるゾウ」
水野敬也著
飛鳥新社
カテゴリーは・・・一応・・・自己啓発本???
ベストセラーをチェックして、おもしろそうだな・・・と
思って買っておいたのだが。
ここのところの忙しさでなかなか読むことができなかった。
しかし!
ついに読破!!(・・・というほど重い本ではないけど)
夢をなくしているサラリーマンの「僕」。
成功したいという思いが強く、自己改革を何度も試みるも。。。
失敗続き(というか、やろうという意欲と実行が続かない)の自分に
自己嫌悪しているサラリーマンの「僕」。
彼のもとに、ある日降臨したのが「ガネーシャ」。
ガネーシャはインドのゾウで一応・・・神様らしい。
そして、インドのゾウなのに、なぜか関西弁。
その関西弁で「フォードくんはすごい子やったで」とか、
「幸ちゃんはな」とか話し出す。
(フォードくん=T型フォードのフォードさん、
幸ちゃん=松下幸之助さんなのだが)
う・・・うさんくさい(笑
好物はあんみつ。朝食の目玉焼きにはベーコン必須。
禁煙を試みるもいつも失敗。
富士急ハイランドのドドンパに乗りたいとダダをこねる。
そんな神様、おるんかい!・・・とつっこみたくなること必須。
本当に神様??
とにもかくにも、ガネーシャがダメサラリーマンの「僕」に
課題を一つ一つ出していく。
例えば、最初に出した課題は「靴を磨く」。
そして、そんな簡単そうな課題のウラにある本当のトコロを
軽妙な関西弁で熱っぽく、時にはギャグも交えながら
説いていくのだ。
ガネーシャが出す課題とその課題を出した理由は、
すべて今まで世に出ている自己啓発等の本に書かれている
ようなこと。
でも、「ガネーシャと僕のやりとり」という表現を通すと、なぜか
説教くさくなく、すっと納得できて、「自分もまずは靴磨きか?」
なんて実行してみる気になる。
表現は軽いけど、内容は意外に深い。
そして、ストーリー仕立てなので、きちんとオチもあり、感動もする。
ガネーシャの名言より。
・この世に闇がなければ光も存在せんように、短所と長所も
自分のもってる同じ性質の裏と表になっとるもんやで。
・ええか?自分が本当に成功したかったら、その一番の
近道は、人の成功を助けること、つまり・・・愛やん?
Comments
こんばんは。
読まれましたか...。
ガネーシャの関西弁を読んでいると、私の学生時代の友人を思い出すのです。
自分の笑いのセンスはバツグンだと言わんばかりの自分好き...。
「ええか、今からええコト言うで」
「ガネーシャ、おもろすぎ」
「よう見破ったな。わしの迫真の演技」
などなど、まさにこのキャラクターは、私の友人K氏ではないかと錯覚するぐらいでした。
そんな身近に感じるキャラクターだからこそ、ハマッてしまったのかも知れません。
まぁ、ウンチクもあり内容もよかったですけど...。
とりあえずは、テレビ化ということなので、それも楽しみですね。
Posted by: ZOFFY | February 22, 2008 11:13 PM
>ZOFFYさん
ガネーシャ並みの「自分好き」が身近に存在していたとは・・
衝撃的です!
>テレビ化
どういう風につくるんでしょうねえ。
下手なことをするとすべりそうだし。意外に難しいかもしれない。
Posted by: lamb_labo | February 23, 2008 12:13 AM