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December 03, 2007

NHKスペシャル「にっぽん 家族の肖像」~僕の家族 里親・里子の12年

NHKスペシャル「にっぽん 家族の肖像」の第6弾。

9月にもこのシリーズは観ていた。

今回のテーマは「里親・里子」。
12年前、知的なハンディキャップを持った男の子が
ある夫婦の里子になる。
里親になったご夫婦は、最大の愛情を男の子にふり
そそぎ、笑顔のある温かい家庭を築く。
でも、お父さん(夫)がガンで亡くなってしまう。
そのとき、悲嘆にくれるお母さんを支えたのは、
実は里子に来た男の子の存在だった・・・。
そう。それまでは「守ってあげている」存在のはずだった
のに。

ココロに残ったシーンはいろいろあるが、まず一つ。

息子となった広志さんは、最近、里子をテーマにした
ドラマの同じシーンばかりを繰り返しビデオで観ている。
そのシーンは・・・
里子に来た子どもが、「おじちゃん・おばちゃん」と呼んでいた
里親のことを「お父さん・お母さん」と初めて呼ぶシーン。
ビデオの同じシーンを何度も何度も繰り返して見入っている
のだ。

「今からでも僕を生んで欲しい」と、広志さんがお母さんにいう
シーンもあったな。。。

里親・里子という観点のほかに、この家族には、
「ハンディキャップを持つ子どもの(将来の)自立」
という側面も描かれている。

広志さんは、将来の自立も考えて、作業所
みたいなところで働いている。
そこの社員の方がすごく親子のことを考えてくれている
ことにもちょっと感動した。
まわりについていけない広志さんの様子を見て、お母さんも
含めた話し合いを持ったり、人とより多く触れ合う職場に
異動させてくれたり。番組の最後の方では、「正社員に」と
いう打診もあった。
単に正社員になりませんか?というのではなく、社員の方が
きちんと「正社員になったら、途中で帰ったりできないんだよ」
とか、広志さんに分かりやすい説明をしてくれたり。
まあ、会社としても試行錯誤のところがあるのだろうけど、
彼のことを考えて、粘り強く対応してくれているなあという
印象を受けた。

このような家族の話しに感銘しつつ、反面、同じテレビでは
ニュースで親が子を殺し、子が親を殺すような事件を
伝えている。
「親子」「家族」って一体何なんだろう?
血のつながりって??
最近、なんだかますます分からなくなってきた世の中だ。

家族の姿の変遷・・・。

ワタシが大昔に大学で社会学を学んでいた(本当に
学んでいたかどうかはおいておいて・・・)頃の、
家族社会学のテーマといえば。
核家族化であり、晩婚化、離婚、DINKSなどが
主流だった。
それが今では、ステップファミリーやら、なんだか
さらに、とても複雑化している様子。
う~ん。
さらに10年・20年後の家族社会学は何を研究する
ことになるんだろう?考えれば考えるほどなぞだ。

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