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October 20, 2007

大学の広告花盛り

先週、乗車した東急東横線の車両が、「まるごと専修大学車両」
だった!
吊り広告も壁面上部の広告も全部専修大学!
学長の顔写真&コメントあり、卒業生である東国原宮崎県知事の
顔写真&コメントあり。。。

次いで、大学の先輩でもある職場の先生が教えてくれた
asahi.comの記事
へえ~。まあ、今をときめくアートデザイナーのグッズであるから
して。持っていてもおかしくはないか・・・。
ボランティアファンドに寄付されるということであればまあ納得もいく。
母校も、渋谷駅やら目黒駅に大々的に真黄色の広告を出している。
しかも・・なぜか「ガチャピン&ムック」のムックの方が来学している(笑

そして、今日の日本経済新聞新聞夕刊。
早稲田大学創立125周年記念の広告。
これは、直接的には受験生向けではないのかもしれないが、
早稲田の卒業生からのおもしろいメッセージが盛りだくさんで、
ついつい夢中で読んでしまった。

・川淵三郎氏(サッカー協会キャプテン)の一言より

僕は、大学生活が人間形成に重要な役割を
果たすことを身をもって経験しています。一流
選手になるためにも、現役引退後の人生を
考える上でも、人間としての深みを大学で
身につけてほしいと期待しています。

・柳井正氏(ファーストリテイリング会長)の一言より

大学時代には、どこに就職するかより、自分が
どう生きるべきかをじっくり考えてほしい。
(中略)
早稲田大学は東大でも慶応でもありません。

・角田光代氏(小説家)の一言より

大学に入っていちばんびっくりしたのは、だれも
何も教えてくれないこと。
(中略)
教わると学ぶは、似ているがまったく違う。
それを知らない人は意外に多い。

こうして読んでいくと、大学の広告というものは、とてもよく
できていて、読み物としても面白いと思うのだが。。。
やっぱりターゲットは、受験する本人ではなく、親なのだろうな。
高校生が日経新聞の夕刊の広告欄とか熟読するだろうか?
(あっ、現国の試験に社説とか出るかもしれないから読んでいる
のかな?)

読んだとしても、先生方や先輩方が言っていることが分かるのは
その大学を卒業して、そして、十分に大人になってからだと
思う。

ワタシも、母校の教育理念 “Do for others what you want them
to do for you.”
(人にしてもらいたいと思うことは何でも、
あなた方も人にしなさい)をなんとなく理解できたのは、
つい1~2年くらい前のことだと思う。。
しかも、まだ「なんとなく」程度。

大先輩たちが経験をもとに言葉をつくした、大学広告の
メッセージ。本当ならば、受験生本人の心に届いて
ほしいのだけれど。

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