「別品(べっぴん)」というコトバ
早稲田大学の広告を見ていたときに思い出した・・・。
母校がブランディングを行ったときに、先輩でもある天野祐吉さんが
対談で言っていた「別品」というコトバのこと。
天野さんが、わが母校を受験しようと思ったきっかけは、
この大学が、「番付外の存在」であることをなんとなく感じていたから
だという。
それは、ワタシも大いに共感する。
番付上位を意識するんだったら、背伸びして受験するとか、
そもそももっと猛勉強するとか、浪人するとかする選択肢も
あったに違いない。
天野さんは、こんなことを言っているのだ。
番付順にいうと1位が東大、2位が慶應とか何となくありますね。そういう縦に並んでいる序列の中に明学は入らない。
古代の中国では、何かコンテストをやったときに1位、2位、3位、と入賞を選びますが、それを1品、2品、3品、4品というふうに選ぶらしい。1位と書くのではなくて「品」と書く。1品、2品、3品、4品、5品と選ぶのですが、その列には入らないちょっと違う系統なんだけれども、これは捨てがたい、独特の味を持っているものを別品と言ったんですって
そして、天野さんは進学時に、自分にとっての別品の大学を
選んだ・・・と。
競争がまったくないのもおかしいし(手をつないでゴールインの
運動会とかね)、競争をあまりにも煽り立てるような社会も
おかしいけれど。
何にせよ、「ワタシにとっての別品だから」と言い切れる選択は
ステキだ。
生き方にセンスがあると思ったり。
Comments
手をつないでゴールインの運動会!?
???
そんなんあるんですかい!?
きもー・・・
「モンスターペアレンツ」(でしたっけ?)
って言葉があるとおり、
変な親が多いみたいですからねー・・・
私が親になるなら、
そうはなりたくないもんDEATH。
変態ですけど。
「別品」、なんか素敵ですばらしひ!
私もこう思っていたいもんです。
Posted by: アフロキング | November 07, 2007 07:09 AM
>アフロキングさん
>手をつないで・・・
そうですよ~。
ゴール寸前でみんなで待ち合わせて一斉ゴールするらしいですよ。
驚きでしょ。
>別品
本当に。こうありたい♪
Posted by: lamb_labo | November 07, 2007 12:53 PM