「間宮兄弟」江国香織
佐々木蔵之介&ドランクドラゴン
塚地が兄弟役を演じる映画の
原作である。
のどかで静かで
「クックッ」と笑ってしまって
そしてちょっと切なくなるような
物語。
ワタシの友人は、30歳代になってから結婚した子が
多い。
集まってよく聞くのは
「ウチのダンナ、オタクだから」という言葉。
でも、彼女らは幸せそうだ。
実は、彼女らのダンナは、間宮兄弟に通じるものが
あるのかもしれない。
間宮兄弟も、オタク呼ばわりされている。
だいたい、兄弟で仲良く暮らし、一緒に行動していると
いうだけで、現代の女性にはひかれそうだ。
でも、間宮兄弟は圧倒的に優しい。
おそろしく不器用だけれど。
自分たちが傷ついたことが多いだけに、人の心の機微が
分かる(特に兄弟間では)。
触れられたくない傷については、むやみに土足で入りこもう
とはしない。
なんというか、
人との距離感の取り方が圧倒的に優しいのだ。
「勝ち組」とか「負け組」とかいう言葉に違和感を感じている
人にオススメの本。
Comments
J-POP系のプロモーションビデオの中に、塚地が出ている映画仕立てのようなものがありますが、あれが「間宮兄弟」のワンシーンでしょうか?
同じ兄弟でも家の娘達は人の心の機微が分かっていない気がします。
特に下の娘ときたら・・・
彼女たちに見せたい映画ですな。
Posted by: 高橋和生 | May 06, 2006 10:12 AM
>高橋和生さん
こんにちは!
映画の主題歌を歌う「リップスライム」のPVかもしれません。(まだ見ていないのですが)
塚地・・・いい味を出しています。でも汗かきすぎ。
>彼女たちに見せたい映画ですな。
分かってくれるといいですね~。
「きもーい」とか言われて終わり・・・は悲しすぎる。
Posted by: lamb_labo | May 06, 2006 01:12 PM