マンガに教わる仕事学
久々におもしろい本を見つけた。
「マンガに教わる仕事学」
ビジネスマンガの中にリアルに描かれている仕事の
楽しさや苦悩から何かを学ぼうという試みの本だ。
取り上げられた40作品から何が見えるのか?という
アプローチもそれぞれおもしろいのだが、共感できる
のは「プロローグ」の部分だ。
成功体験を描くビジネス本は多々あるが、多くの場合、
ある成功体験を「解答」と思ってしまう。
それを「解答」と思ってしまった時点で学ぶという行為は
消滅してしまう。
経験を自らが独自に考えるための「素材」として活用で
きる人は経験から学べる。
学校のように、どこかの誰かが「解答」を持っていると
いう幻想を捨て去ることが肝心だ。
研修などの場で特に最近思うのは、「解答例」を求める
人が多くなっていること。
「解答」を求めることではなく、プロセスにその意義が
あったとしても、「解答」を見て安心したいらしい。
うーん、困った現状だ。
Comments
こんばんは。
>研修などの場で特に最近思うのは、「解答例」を求める人が多くなっていること。
うちのグループ会社の受講生も、こういう人が多いです。「研修は、教えてもらうより、考える場所だ!」って言ってるんですけどネ。
Posted by: ZOFFY | March 25, 2006 12:16 AM
>ZOFFYさん
>。「研修は、教えてもらうより、考える場所だ!」
そうですか~。
いずこも同じ状況ですね。
受身ではいけませんよねえ。
Posted by: lamb_labo | March 25, 2006 07:53 PM