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February 11, 2006

「ドラッカーの遺言」

2005.11に亡くなった、ピーター・F・ドラッカーが、同年7月の
取材に答えた最後の発言集。

今まで読んだドラッカーの著書の中で(とはいえ、そんなに
たくさんではない・・・)唯一、
「読まねばならぬ」
発想でなく
手に取った本。

非常によい。

本屋では、経営学の棚に置かれていくのだろうが、むしろ哲学。
ネット上の書評などでは、「ドラッカーの他の本と比べて読み
やすいので」とか「ドラッカー入門として」とか書かれていたが、
それは疑問。
余白の多い本は、奥は深いし、難しい。
分厚い理論書なんかより、ずっと難しいと思うけど。

まあ、それはそれとして、ワタシのようなコンサルタントの端くれの
さらに末端にいるような者が、とことんじっくり読むべき内容なんだろうな。
こういう「志」でいくんだ・・・とか。
いやいや、いわゆる一般の会社員や主婦、学生さん、教師その他
専門職の方など、仕事を問わず理解できる内容だと思う。

意外なほど、普通感覚のドラッカー大先生。
失礼とは思うが、ワタシが普段考えていることや「こうありたいよな」と、
ぼーっと思っていることと重なることが多々あった。
・・・ということは、ドラッカーさんはやっぱり普通感覚なわけだ。

一番印象に残った「遺言」は・・・

・(新しい時代をどう生きるべきか、の問いに答えて)
 「私は人々に行き方を教えることはできません」

こういうことをはっきり言えるヒト、大好き。
自分で考えろということだ。

その他、目に留まった言葉は・・・

・偉大なリーダー、カリスマ、スーパー経営者の存在には
 不快感を覚える

・自らの責任で繰り返し学習に努めることこそ、個人の
 イノベーションを促進する

・リーダーは、「自分がやりたいこと」への誘惑に勝ち、
 「今すべきこと」を遂行する

・経営科学の発展も、普通の人間が良い仕事をできる
 ようにすることを目指してきた

・(自分自身の仕事について)「執筆こそが私の基礎」

ご興味のある方はぜひご一読を。

「偉大なる経営学者の本」という固定観念を捨てて、手に
とってほしいな。

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Comments

ドラッカー・・・他に何冊か持ってたような気がしますが、これはなんか深そうです。
買ってしまおう!

Posted by: アフロキング | March 03, 2006 at 02:31 PM

>アフロキングさん
>他に何冊か持ってたような気がしますが
スゴイ!

Posted by: lamb_labo | March 04, 2006 at 12:52 AM

決して前向きな理由で持ってたわけじゃあなく、他部署の人がくれたのがドラッカーだったと・・・内容もあまり覚えてません。
これを機会にまた読んでみますです。

Posted by: アフロキング | March 06, 2006 at 06:02 PM

>アフロキングさん
>決して前向きな理由で持ってたわけじゃあなく
あれま。
まあ、かなりマニアックな世界ですから。。

Posted by: lamb_labo | March 07, 2006 at 01:37 AM

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